「手ぬぐい」のおしゃれな使い方!春夏秋冬のインテリアやリメイク活用法

日本の伝統文化「てぬぐい」は、スローライフやミニマリストで再ブームを迎えています。タペストリーなど季節・行事・節句に合わせた簡単活用法を紹介。

執筆者: 柳澤ゆり子 職業:日本茶サロン主宰/日本茶アドバイザー/煎茶道師範
暮らしに季節感を!「てぬぐい」の簡単活用法(春夏編)

「季節の和菓子と楽しむ日本茶サロン」主宰、日本茶アドバイザーの柳澤ゆり子です。


みなさんは、「てぬぐい」にどんなイメージをお持ちでしょうか。
古くは奈良時代から使われていると言われる「てぬぐい」は、後にお風呂場で身体を拭うために使われるようになりました。

そして、江戸時代には、商店の屋号を入れて宣伝に使ったり、歌舞伎役者・力士などが名前や家紋を入れて名刺代わりに贔屓筋に配ったりと活用されてきました。


現代、様々な色・柄の増えた「手ぬぐい」はインテリアや食事の場など、様々なシーンにおいて季節感を取り込む簡単で手軽な優秀アイテムとして見直されています。
そんな手ぬぐいの活用シーンを、春夏秋冬に分けてまとめてみました。

 

まずは、春夏についてご紹介します。

 

春気分を盛り上げる手ぬぐいの使い方
「雛祭り」の頃には?

雛人形を出すのはちょっと面倒…。

そんな時には、立ち雛の描かれたこんな手ぬぐいをタペストリーとして飾り、気軽に桃の節句を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

 

「桜の季節」には?

こんな桜のタペストリーに替えることで、桃の節句から屋内でのお花見に変身です。

 

 

ティッシュカバーも衣替え

また、ティッシュボックスカバーも、桜文様のてぬぐいにお着替えして春を楽しみましょう。

 

 

風呂敷・手ぬぐいで、可愛いティッシュBOXカバーを作る方法を紹介します。

ミシン、針、ハサミ不要で、折って結ぶだけだから簡単!

 

風呂敷や手ぬぐいで!簡単ティッシュケース・カバーの作り方

 

「夏」手ぬぐいのお勧めの使い方
涼しげな柄の手ぬぐいで涼感アップ!

熱い夏には、目からも涼しさを取り込みたいものです。

涼しげな水紋や金魚柄の手ぬぐいをランチョンマットの様に使ってみることで、涼が増します。

 

 

「花火大会の集まり」には?

花火柄の手ぬぐいでワインを手土産にするのも良いでしょう。
持参する自分もわくわく感が高まります。

 

 

「市松文様のてぬぐい」をテーブルランナーに

こちらは一年中使用できる紋様ですがシャープなデザインが夏向きに感じます。
東京オリンピックまで大活躍な予感ですね。

 

 

涼しげな印象を与える「白地の手ぬぐい」は、夏にぴったり

季節の限定されない柄は一年中楽しめますが、白地の手ぬぐいは涼しげで夏にぴったりかもしれません。

花生けの下に敷いたり、額に入れてアートの様に飾ったりもできます。

 

 

お手ふきにしても

同じ白地でもこちらはドット(水玉)。
「豆絞り」と呼ばれています。


手ぬぐいを折りたたんでそれぞれの席にセットし、お手ふきとしても使用できます。

 

 

手ぬぐいを数枚用意するだけで

最近は、季節毎の手ぬぐいが沢山出るようになりました。
高価なインテリアを購入せずとも、手ぬぐいを何枚か用意するだけで、手軽に季節感を楽しむことができます。
価格も1,000円程度と、入手しやすいのも嬉しいですね。


好みの手ぬぐいを見つけて生活に取り入れることで、さらに季節・行事・節句を楽しんで頂ければと思います。

 
 コラムニスト情報
柳澤ゆり子
職業:日本茶サロン主宰/日本茶アドバイザー/煎茶道師範

自宅サロンにて「季節の和菓子と楽しむ日本茶サロン」及び「風呂敷塾」主宰。
身近な日本茶や和菓子・風呂敷から、四季のある日本で暮らす幸せを再認識して頂けたら♡と思い「美味しく楽しく美しく♪」をモットーに活動中。

煎茶道師範としても(まだまだ駆け出しではありますが)お稽古をさせて頂いております。ふろしき研究会所属。

ブログ:柳澤櫻園の『和の茶論(サロン)』かまくら http://wanosalon7.exblog.jp

 

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