茄子の「抗酸化効果」で身体のサビを予防!ナスの皮が持つ栄養効能
こんにちは、アスリートフードマイスターの佐々智雄です。
とうもろこし、枝豆、トマト、キュウリ、ナスなど色とりどりの野菜たち。
夏野菜が美味しい季節です。
トマト、キュウリ、ナスなどの果菜類は体を冷やしてくれる働きがあるので、暑い夏には特に身体が欲しがりますね。
今回は、その中で「ナス」をピックアップします。
モロヘイヤやピーマンなど夏の緑黄色野菜や、枝豆、トウモロコシなどに比べると、ナスは必ずしも「栄養たっぷりの野菜」とは言えないところがあります。
野菜の栄養として、一般的に皆さんが期待するものは「ビタミン」「ミネラル」といった成分かと思いますが、残念ながらこれらは多くは含んでおらず、「カリウム」が少し多めという点以外に、あまり特筆すべきところはありません。
しかしながら、ナスには他に良いところがあります。
ナスの注目すべきところは、皮の紫色の部分に含まれるポリフェノールの一種「ナスニン」という成分。
この成分が体に働きかける機能は「抗酸化作用」です。
特に夏は強い日差しを浴びることにより、体内の「活性酸素」が増えます。
増えすぎてしまうと体を錆びつかせ、ガンの原因にもなり得ると言われる「活性酸素」。
特にアスリートの場合、一般の人に比べ、酸素をたくさん取り込んで運動する分、その活性酸素の量が増えます。
活性酸素を減らしてくれる「抗酸化成分」を、いつにも増してしっかり摂ることが大切です。
抗酸化ビタミンであるビタミンACE以外にも、野菜の「色をもつ部分」に多く含まれる抗酸化成分をしっかり意識して摂りましょう。
たくさんの色の野菜を食べることで、ビタミン以外でも抗酸化成分を摂ることができます。
ナスはなるべく「皮ごと」いただきましょう。
先日、栃木のナスの生産者さんやナスのパッケージセンターを訪問する機会があったのですが、こちらでたくさん作っているのが、長卵型のナス「千両2号」という品種でした。
皮が薄く、柔らかい果肉が特徴です。
漬け物などの生食にせよ加熱料理にせよ、皮ごと食べるなら、薄い皮の方が食べやすく美味しいですね。
それから、何と言ってもナスの魅力は、その「食味」や「食感」にあります。
漬け物の歯応えや、加熱してできるとろっとした食感は、他の野菜にはない「唯一無二」の味わいです。
次回は、とろっとした食感のナスと、栄養価の高い食材を組み合わせたレシピをご紹介します。
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