疲労回復に効果的なアスパラガス!栄養効能・保存方法・簡単旬レシピ
こんにちは、野菜メニュープランナー・野菜ソムリエの坂本みちよです。
今回のテーマは、「アスパラガス」です。
アスパラガスは、葉や枝が出る前の若芽と茎を食用とし、春を告げる野菜の一つとして親しまれています。
今では、輸入物も多く出回っているため、年中見かけるようになりました。
しかし最も美味しいと言われるのはやはり露地栽培のもので、旬は春から初夏にかけての時期です。
私たちが通常よく見かけるのはグリーンアスパラガスですが、最近では、真っ白なホワイトアスパラガスや紫アスパラガス、また、茎が細い品種を早獲りしたミニアスパラガスなどの品種も出回っています。
左から、ミニアスパラガス・ホワイトアスパラガス・グリーンアスパラガス
グリーンアスパラガスとホワイトアスパラガスは品種は同じで、栽培方法が違うだけです。
グリーンアスパラガスは、芽が出て日光に当たって色づくのに対し、芽が出る前に土をかぶせ、日光に当てず軟白栽培したものがホワイトアスパラガスとなります。
グリーンアスパラガスは、栄養価が高くやや青臭みがある味なのに対し、ホワイトアスパラガスは、グリーンに比べ栄養価的には劣りますが、食感が柔らかく、ほんのり甘みがあって青臭さがありません。
一般的に出回っているグリーンアスパラガスは、立派な緑黄色野菜です。
その栄養には、カロテンや、ビタミンB1、B2、抗酸化作用を持ったビタミンEや葉酸、ほかにもミネラル類、若干ですがビタミンCなども含まれています。
ですが、なんといっても注目したいのは、アスパラガスから発見された「アスパラギン酸」です。
アスパラギン酸は、アミノ酸の一種で、エネルギー代謝を活発にして疲労回復を促したり、皮膚の新陳代謝を活発にしてたんぱく質の合成を助けてたりしてくれるため、美肌効果も期待ができます。
また、有毒なアンモニアを体外へ排出する働きもあるため、腎臓や肝臓の機能回復にも良いと言われてます。
他にも、穂先には抗酸化作用を持ったルチンが含まれています。
ルチンは、毛細血管を丈夫にし、高血圧や動脈硬化などの生活習慣病予防にも効果が期待できます。
アスパラガスは、まず穂先が締まっているものを選びましょう。
また、緑色が鮮やかで茎にハリがあり、切り口が綺麗でみずみずしいものが新鮮です。
切り口にしわがあったり、茶色く変色しているものは避けましょう。
乾燥に弱いため、穂先を傷めないようビニール袋に入れたりラップで包み、冷蔵庫で立てて保存します。
また、さっと茹でて冷凍保存しておくのも良いでしょう。
アスパラガスをさっとボイルし、ブルーチーズを使ったソースをかけました。
- グリーンアスパラガス 1束
- ブルーチーズ 30g
- パルメザンチーズ 大さじ1
- 白ワイン 大さじ1
- エキストラバージンオリーブオイル 小さじ1/2
- 塩 少々
- ブラックペッパー 適量
1. アスパラガスは、根本1cm程度を切り落とす。
2. さらに下5cm程度の皮をピーラーでむき、はかまは包丁で削り取っておく。
3. 2で処理したアスパラガスを半分にカットし、塩少々を入れたお湯でさっと茹でて、ざるに取る。
そのため、少し硬めに茹でておきましょう。
4. 冷たいフライパンに、エキストラバージンオリーブオイル、ブルーチーズを入れて弱火にかけ、チーズが溶けてきたら、白ワインを加える。
5. 4のアルコール分が飛んだら粉チーズを加え、全体を馴染ませる。
器に盛ったアスパラガスの上から、ソースをかけ、上からブラックペッパーをかければ、出来上がりです。
疲労回復や美肌効果も期待できる、優れた野菜アスパラガス。
この効果を期待するのであれば、ホワイトではなく、グリーンアスパラガスを選んでいただくことをお勧めします。
シャキシャキとした食感が魅力で、美味しいアスパラガスを、是非たくさん召し上がってください。
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●日本野菜ソムリエ協会認定
・野菜ソムリエ
・ジュニア和食マイスター
・ベジフルビューティーアドバイザー
●日本フードコーディネート協会認定
・フードコーディネーター
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