北欧フィンランドのキッチンから学ぶ、台所をおしゃれに見せる収納アイデア
ものが多いキッチンはごちゃごちゃしがち。北欧風のキッチン目指して、すっきりと整理整頓された台所にする3つのアイデア。
フィンランドの賃貸物件は、建物のタイプに関係なく、冷蔵庫と電気コンロと一体化した大きなオーブンが付いている場合がほとんど。
大きな電化製品の搬入がないので、忙しくて慌しくなりがちな入居初日でも、キッチンがすぐ使えるので便利です。
また、効率的な工夫がされているので、ごちゃごちゃしがちなキッチン周りもスッキリしています。
今回は、そんなフィンランドの優れたキッチンのご紹介です。
古い物件によっては、スペースの問題から備え付けていない所もありますが、賃貸でも食器洗浄機付き物件が当たり前のような時代になっています。
また、食器洗浄機の有無、キッチンの広さに関係なく、必ずと言って良いほどキッチンシンクは二層式になっています。
- 中栓を使って片方のシンクに洗剤と熱い湯をはり、汚れた食器を入れます。この時、熱湯を注いでから少し冷めるまで浸け置きをすると汚れ落ちが良いです。
- 写真中央にあるブラシに洗剤を少し垂らし、浸け置きしてある食器を洗って、隣のシンクにおいておきます。
- 汚れた食器を全て洗い終わったら、中栓を抜いてお湯を捨てます。
- 洗剤の付いた食器は、流水のお湯で綺麗に流します
日本では、食器洗いにスポンジが欠かせませんが、フィンランドではスポンジは使わず、しっかりとした歯の付いたブラシを使いゴシゴシと洗います。
ブラシの柄は吊るせるようにデザインされているので、乾きやすく収納もしやすいのです。
ブラシなので洗い難いと思われるかもしれませんが、慣れてしまうと便利品ですよ。
シンクのすぐ上は、扉付きの棚になっていて、洗い流した食器は直に棚に置いていきます。
数段のラック状になっていている棚は、水切りができる仕組みになっているため、乾きが早いのです。
そして、乾くのを待たずに扉を閉められるので隠し収納効果もあります。
腕を上げる際に水が腕につたってくるのでは、と思うかもしれませんが、ササッと置くのでそれほど気になりません。
また、フィンランドの水は、シンクに水滴が残っても乾燥して白くなる心配がないので、こうした「洗いっぱなし方法」が可能なのかもしれませんね。
この乾燥食器棚は、1940年代にフィンランドで誕生し、今もなお受け継がれているフィンランドの誇るキッチンアイディア・デザインです。
素材や用途によって異なるナイフの収納は、安全面の問題などでも手こずりがち。
しかし、それを解決してくれる便利なアイテムが、薄いマグネット製のナイフ置き場。
キッチンの壁にドリルを使ってネジで固定し、刃を付けられる仕組みです。
強力なマグネットなので、ナイフが簡単に落ちることはなく安全面にも優れています。
どのナイフが何処にあるのか、一目で分かるので便利です。
毎日使うキッチンだからこそ、使いやすさが重視され、優れた環境が整ったフィンランドのキッチン。
隠し収納も見せる収納も適ったキッチンです。
マイホームプランをお考えの方、お勧めです。
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フィンランドの北の小さな村ラーヌヤルビに住んでいます。
五感を感じながら、ゆっくりとした生活を心がけています。
● Kassun koti HP
http://www.kassunkoti.fi/
- 我家ではフィンランドで田舎暮らし体験をしたい方のホームステイを受け入れています。
● 日々の暮らしが分かるブログ Kippis! from Finland
http://kippisy.exblog.jp/
● 北欧雑貨のお店 Kassun kauppa
http://kkauppa.exblog.jp/
- 北欧レトロ雑貨や布の販売
- 個性的な柄の布を使ってテキスタイル用品を縫い販売
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