治安最悪なメキシコを生き延びる、旅行者の心得!安全な観光を楽しむポイント
はじめに
とても魅力的な陽気なラテンの国メキシコですが、残念ながら治安の悪さは世界の上位です。
中でもシウダ・フアレスという街は、麻薬がらみの事件が多く、ドラッグデイラーやギャングがはびこっている地域です。組織間の抗争や治安当局への爆撃など、その手口も凶悪化しています。
なぜそんなに治安が悪いのか
アメリカと南米の通り道だという地形にも大きく関係があります。
メキシコは、ドラッグデイラーが南米のコロンビアなどから買い付けた麻薬を、アメリカへ売るルート上にあります。
アメリカで麻薬を売りさばいた後、アメリカからは銃器を買い付けて、南米で売るといった図式なのです。
そんな理由から、シウダ・フアレスやテイファナはアメリカとの国境に接しているので、凶悪犯罪が頻繁に起こっているというわけです。
そう考えると、麻薬がお金を運び、お金が悪い人を運んでくるという、悲しい気持ちにさせられます…。
全ての根源は、麻薬にあるといっても過言ではないでしょう。
自分自身を守って楽しい旅にするための心がけ
グループ旅行では、添乗員や現地ガイドが同行をして案内をしてくれるので安心出来ますし、毎日安全注意を促されるので、自分自身も気を付けなければいけないという気持ちにさせられます。
しかし、個人旅行のお客様は、自由に過ごす半面、つい注意するのを忘れがちです。
実際、そういった個人旅行のお客様が、様々な事件に巻き込まれているケースが多いように思われます。
どのように自分を守ったら良いのか
- 旅行中は、時計や貴金属類はつけない。
- ポケットに20us$くらいのお金を常に入れておく。
(これは、万が一襲われた時にすぐに出せるようにという意味での相当額。100us$などたくさん持っていると、もっと持っていると思われてしまうので、20us$くらいは妥当な額です。) - 夜遅い時間に一人でタクシーに乗らない。
(タクシーの運転手自体が怖いこともありうるので、特に女性一人で乗るのはやめましょう) - 駐車場、駅、公園など、昼でも怖い場合があるので、人気(ひとけ)のない場所には近寄らない。
- 治安が悪いと言われている地域にはなるべく行かない。
- 面白い冒険だと考えてしまいがちですが、長距離の路線バスなどには乗らないようにしましょう。
(本当に治安が悪いです。) - 知らない人に声をかけられても決して心を許さないで下さい。
警察官を装ってパスポートを見せろと言う泥棒がおりますが、本物の警察官が何もしていない人に対してパスポートを見せろと言うことはまずありません。
おわりに
メキシコは素敵な国ですが、残念ながらこのように危険な場所が多いのです。
これらを守って、楽しい思い出に残る旅作りをして下さいね。
|
|
コラムニスト情報
|
|