世界で危険な都市top10入り!グアテマラシティの治安と身を守るための防犯対策
グアテマラ在住日本人が語る、防犯対策術!世界でも治安が悪く犯罪が多い都市、グアテマラシティ。治安が悪い街ランキング上位を果たしています。
「外を歩きたい!」というのが、グアテマラシティに住んでいる外国人の切なる願いです。
どういう意味か分かりますでしょうか。
グアテマラでは、毎年約5000件の殺人事件が発生しています。
これは、世界でもワースト10に入る酷さです。
そして、グアテマラの中で最も危険なのが首都のグアテマラシティです。
この町において外国人は「外を歩かない方が良い」「バスに乗らない方が良い」「無線タクシー以外は気を付けろ」と様々な制約の下に暮らしています。
これは決まりではありませんが、外を歩いたら誘拐されるかもしれない、バスに乗ったらバスジャックに合うかもしれない、通りすがりのタクシーに乗ったら運転手が強盗かもしれないということの裏返しです。
因みに、グアテマラ人もあまり外は歩きません。
彼ら自身も危ないと思っているのです。
グアテマラ市内を走るバス
グアテマラ人に「外を歩きたい」と言ったところ、「良い場所があるよ!」と教えられたのは、屋外型のショッピングモールです。
モールと言っても、お店はレストランばかりで、ウィンドウショッピングが出来るわけでもないのですが、このモールの最大の魅力は「外を歩けること」です。
週末には多くの人がモールまで車で行き、中を歩いたり、食事をしています。
グアテマラ人も一押しの「歩ける場所」
警察警備の下、毎週日曜日に市の中心部で歩行者天国が開催されます。
この時だけは、大手を振って街中を歩けます。
そのため、多くの人々がランニングや犬の散歩のためにやってきます。
しかし、おかしなことに歩行者天国までは車で行きます。
安全な場所は限られているのです。
グアテマラで生活する上での必需品は車です。
どこへ行くにも絶対車です。
そんなグアテマラを走る車の窓の多くには、スモークがかかっています。
中が見えてしまうと危ないのです。
しかし、スモークがかかっているから安全というわけではなく、常に強盗に襲われる危険があるため、ハンドバッグは座席に下にしまったり、どんな些細な荷物でもトランクにしまいます。
最近はスマートフォンを狙った強盗が多く、「強盗に渡すためのスマートフォン」を持っている人がいます。
通話しか出来ないような安い携帯電話では強盗は満足せず、殺されてしまう危険性があるそうです。
スマートフォンを持っていないグアテマラ人が「僕はこれまでに2回携帯電話強盗に遭ったけど、『スマートフォン持ってないよ!』と言ったら、見逃してくれたよ。」と笑いながら言っていました。
しかし、いつもそうとうは限らないようです。
グアテマラシティの危険さを強調してしまいましたが、グアテマラにも安全な場所はあります。
観光に適した場所もたくさんありますし、グアテマラ人は皆親切で優しいです。
困っている外国人がいたら助けてくれる人もいます。
グアテマラに来る際は、多少高くても安全な場所(ホテル、タクシー、バス)を確保し、目立たない恰好で、慎重に行動しましょう。
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これまでヨーロッパ、中南米、カリブ海を中心に30か国以上を旅行。
留学、バックパッカー、鉄道旅、世界遺産めぐりなどを経験。
旅行の豆知識をお伝えします。
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