抜け毛や白髪、ハリ・コシがなくなってきたなど、髪の悩みは加齢とともに変わるもの。お悩み別のエイジングケア法と、頭皮のセルフチェック方法を紹介。体の内側と外側からケアすることで、美髪を復活させましょう。
こんにちは。アンチエイジングアドバイザーの大森美有です。
「加齢とともに、髪の悩みが変わってきた」という話をよく聞きます。
髪は、年齢が出やすい部分でもあります。
「若い頃は弾力のあるサラサラな黒髪だったのに…」と、加齢とともに自分の髪にコンプレックスを持ちはじめた方のために、今回は頭皮チェックと、内側からのエイジングケアのやり方をご紹介します。
髪は、成長期 ⇒ 退行期 ⇒ 休止期を経て、約2~6年で生まれ変わっています。
これが髪のヘアサイクルです。
ところが、加齢とともに成長期の期間は短くなり、減少していきます。
そのため、髪のハリやコシがなくなり、抜け毛や白髪などの老化現象が現れてきます。
まず、ご自分の頭皮の状態を色で見分けてみましょう。
健康な頭皮です。
問題ありません。
頭皮が乾燥していることが考えられます。
皮膚のバリア機能が低下している可能性もあります。
頭皮が炎症を起こしています。
紫外線や使っているヘア用品などの影響も考えられます。
頭皮に老化の兆候が表れているのかもしれません。
老廃物が蓄積し、栄養や酸素が行き届いていない可能性もあります。
なんらかのストレスにより、頭皮が黄色になる場合があります。
睡眠不足や食生活の乱れが影響していることも考えられます。
次は、お悩み別に具体的なケア方法をご紹介します。
カラダ全体の血行促進に努めましょう。
血行不良が起こると、頭皮に酸素と栄養が行き届かず、髪の生成に影響が出てしまいます。
■内側からの対策「血流を促すおススメ食材」
血流を促すのに積極的に摂り入れたい食材は、やはり“タマネギ”です。
タマネギは、血液をサラサラにし、血管の老化も防いでくれます。
血液環境を良くして、髪に必要な栄養素を血中に運びやすくしてあげましょう。
■外側からの対策
カラダの内側から対策を行うのと同時に、外側からも対策を行いましょう。
適度な運動をしたり、良質な睡眠をとったりするのはもちろんのこと、頭皮のマッサージを行うことで、さらに血流を促します。
毛穴の皮脂の詰まりやフケ防止にも有効でしょう。
活性酸素を除去しましょう。
活性酸素は毛母細胞も攻撃し、髪を錆びさせ、白髪の原因となります。
■内側からの対策「おススメ栄養素」
ビタミンA・ビタミンC・ビタミンE・ポリフェノール・カテキンなどの成分は、抗酸化(細胞の酸化を防ぐ)に有効です。
積極的に摂り入れたいですね。
また、ルイボスティーは、抗酸化作用を持つSOD酵素が摂れるので、毎日気軽に飲めておススメです。
■その他の対策
活性酸素を除去するために、生活面の見直しも心掛けましょう。
- 紫外線
- ストレス
- 喫煙
- 運動不足
- 過度の飲酒 など
加齢とともに、女性ホルモンのひとつエストロゲンが減少し、ヘアサイクル(成長期)が短くなってきます。
これが、髪のハリ・ツヤ・コシが奪われてしまう原因のひとつです。
■内側からの対策「おススメ栄養素」
大豆イソフラボンは、エストロゲンと似た働きをするので、不足したエストロゲンを補う効果が期待できます。
ただし、摂り過ぎは逆効果です。
1日のイソフラボン摂取量の上限は、70~75mgといわれています。
例えば、豆乳を200ml飲んで摂ることができるイソフラボンは約40~60mg。
現在は、バナナやメロン、ココアなど、さまざまなフレーバーの豆乳飲料が販売されていますので、気軽に試してみるのもいいですね。
地肌環境を整えるには、含流アミノ酸(がんりゅうアミノさん)を含むタンパク質の摂取がカギ!
丈夫な髪を育てる頭皮環境にとって大切な成分です。
■内側からの対策「おススメ食材」
含流アミノ酸を含むタンパク質は、次のような食材に含まれています。
毎日のお食事に、バランスよく摂り入れたいですね。
- 魚類
- 脂肪分の少ない肉類
- 大豆製品
- 乳製品 など
髪の老化現象は、30代を過ぎたころから気になり始めます。
髪のアンチエイジング対策には、体の外側からのケアにプラスして、内側からのケアも心掛けてみてくださいね。
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