こんにちは、料理研究家の新崎亜子です。

 

お豆腐は、低カロリーなのに高たんぱく！

ダイエットの強い味方であるのはもちろん、お年寄りから子どもまで世代を問わず食べられる和のスーパーフードとしても知られています。

 

そんなお豆腐には、木綿・絹ごし以外にもいろいろな種類があります。

実は、栄養価も種類によって異なることをご存じですか？

 

今回は、お豆腐の種類と種類別の栄養価、さらに寒い季節にぴったりの「温かい豆腐レシピ」を2つご紹介します。

 

 

豆腐の原料である大豆には、必須アミノ酸をバランスよく含む良質なたんぱく質が40％前後含まれています。

大豆たんぱく質は、血液中のコレステロールを下げる作用があり、動脈硬化や心筋梗塞、脳出血の予防にも効果的だと言われています。

 

女性は50代前後になってくると女性ホルモンが減少し、骨粗鬆症や動脈硬化、乳がんなどの病気にかかりやすくなります。

大豆に含まれるイソフラボンは女性ホルモンと同じ働きをするので、これらの病気の予防にもなるのです。

 

ではまず、お豆腐の栄養価を知る前に、どんな種類があるかいくつかあげてみましょう。

地方でいろいろな呼び方がありますが、ざっと挙げるとこれだけあります。

 

 

では次に、種類別に栄養価を見てみましょう。 

 

 

「エネルギー」欄を見てください。

一番カロリーが低いのは、「おぼろ豆腐」と「ゆし豆腐」の50kcal。

一番カロリーが高いのは、「揚げ豆腐」の150kcal。

同じ豆腐でも、これだけ違いがあります。

 

上の値は100gあたりで計算されていますので、お豆腐1丁300gとすると、「木綿豆腐」は216kcal、絹ごし豆腐は168kcalです。

 

 

お豆腐は、かためるために「にがり」を使うので、ナトリウムも含まれています。

沖縄の島豆腐とゆし豆腐には「にがり」の他に「塩」を加えて塩分の効いた豆腐を作るので、ナトリウム量が多くなります。

特に、ゆし豆腐は水切りをしないため、「にがり」や「塩」の成分であるナトリウムが多く残っています。

 

食べる方のお好みや、体の調子によってお豆腐を使い分けてみませんか。

豆腐は消化吸収がいいから、赤ちゃんの離乳食や高齢者の食事にもぴったり。

素材や栄養価を理解することで、より効果的にお豆腐の栄養を摂り入れることができるようになります。

 

 

栄養価の違いが分かったところで、冬に食べたいあったかお豆腐料理を2つご紹介します。

 

 

 

【材料】2人分

• 厚揚げ　1/2枚
• 鶏むね肉　1/2枚
• ブロッコリー　1/8株
• レンコン　適量
• しめじ　1/2株
• アンチョビフィレ　1枚（細かく切る）
• おろしニンニク　小さじ1
• 唐辛子　1/2本（種を取る）
• 酒　大さじ1
• 塩　小さじ1/2
• オリーブオイル　適量

 

 

 

 

 

【材料】2人分

• 木綿豆腐　200g（しっかり水切りする）
• 山芋　100g
• しめじ　1/2株
• 鶏もも肉　100g
• バター　大さじ1
• 小麦粉　大さじ2
• 豆乳　300cc
• ピザ用チーズ　適量

  

 

 

ちょっとアレンジするだけで、いつもとは違うあったかお豆腐料理を楽しむことができます。

身近にある日本が誇るスーパーフード♪

ぜひ皆さんもお試しくださいね。