低糖質ダイエットにもおすすめの食材、お豆腐。絹豆腐と木綿豆腐の栄養効能を解説!大豆レシチンや大豆サポニン、イソフラボンなどにも注目!
健康食品にも流行り廃りのある現代で、昔から変わらず人気の「豆腐」。
手っ取り早く食べられる食品としても活躍していますが、その効能についてご存知でしょうか。
今回は、豆腐の持つ栄養パワーについて、ご紹介します。
低カロリーとして知られている豆腐。
そのカロリーを見てみましょう。
よくある市販の豆腐パック(300~350g)の、約1/3で75kcal。
やはり低カロリーですね。
糖質は約1.2gです。
たんぱく質は約6.6g
絹ごし豆腐の方がカロリーが低く、豆腐1丁の約1/3で58kcalです。
糖質は約1.7gです。
カロリーは木綿より低いのですが、糖質は高め。
たんぱく質は約4.9gです。
木綿豆腐と絹ごし豆腐は製法が違うのですが、含まれる栄養分にもまた大きな違いがあります。
木綿豆腐は、凝固剤で固めた後に水分を絞り出します。
そのため栄養分が圧縮されており、絹ごし豆腐と比較すると下記の栄養素が多くなっています。
- たんぱく質
- 脂質
- カルシウム
- 鉄分
- ビタミンE
- 食物繊維
カルシウムは絹ごし豆腐の約3倍、ビタミンEは約2倍も含まれています。
ただし、絞り出す水分と共に、ビタミンB1やB2、カリウムといった栄養素は流れ出しています。
水分の多い絹ごし豆腐
絹ごし豆腐は、濃度の高い豆乳を水分と一緒に固めます。
よって、木綿豆腐にはないビタミンB1やB2、カリウムが多く入っているのです。
低糖質ダイエットやたんぱく質重視であれば「木綿豆腐」でしょう。
バランスよく頂くのが1番栄養効果が高まります。
大豆レシチンという栄養素は、血管に付着したコレステロールを溶かし、血流の流れを良くする働きがあります。
そのため、動脈硬化等の予防が期待できるのです。
また、無駄な体脂肪を落とす効果もありますので、ダイエット中にも摂りたい栄養ですね。
老化・生活習慣病予防「大豆サポニン」
大豆に含まれる、渋みやえぐみの主成分である大豆サポニンには、様々な健康効果があります。
- 血管の脂肪付着を防ぎ、コレステロールや中性脂肪を減少させる。
- 老化の原因である活性酸素の働きを抑え、また、脂肪酸の酸化を防ぐ。
- 腸を刺激し、便通を良くする。
「畑の肉」とも呼ばれる豆腐には、筋肉や内臓組織の元となる、タンパク質が豊富に含まれています。
豆腐に含まれる植物性タンパクは、20種類あるアミノ酸が全て含まれて構成されているのも特徴です。
また、肉や魚といった動物性タンパクと違い、脂肪分が少なくヘルシー。
ダイエット中のたんぱく質として、欠かせませんね。
大豆オリゴ糖は、腸内にある善玉菌(ビフィズス菌)の栄養源となります。
善玉菌は、老化や病気の誘因ともなる悪玉菌の増殖を抑え、腸の運動を活発にし、免疫力を向上させるなど、多く働きがあるのです。
また、善玉菌が増えることで、腸内環境が改善されて便秘解消にも役立ちます。
豆腐に含まれる大豆イソフラボンには、女性ホルモンの1つであるエストロゲンと同様の作用があります。
大豆イソフラボンは、ヒアルロン酸やコラーゲンの生成を促すため、潤った肌と髪のツヤやハリを保つのにも役立つのです。
また、美容効果のみならず、女性ホルモン低下がもたらす下記の症状を予防する効果もあります。
- 乳がん
- 前立腺がん
- 更年期障害
- 肩こり
- 骨粗鬆症
どのような食品もバランスよく食べるのが大切です。
いくら低カロリーと言えど、豆腐1丁で200キロカロリー以上ありますので、食べ過ぎには注意しましょう。
1日に食べるのは、豆腐100gが目安です。
納豆であれば1パック(50g)になります。
豆腐は優秀な食品ですが、食べ過ぎには注意しましょう。
豆腐に含まれる大豆イソフラボンは、過剰に摂取するとホルモンバランスが崩れてしまいます。
そのため、女性の場合は生理の遅れ、男性の場合は性機能の衰え等の副作用が生じるのです。
ダイエットはもちろん、健康面においても大活躍の豆腐。
喉ごしの良い絹ごし豆腐だけでなく、栄養満点の木綿豆腐にも注目して、毎日の生活に上手に取り入れてみて下さいね。
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