プロの整体師が教える、体調のセルフチェック法&改善法。体がホカホカして、呼吸が楽に!
体調不良を感じたときに、自分でできるセルフチェックと改善法を紹介。胸の肋骨と肋間を刺激することで、体がホカホカしてきて、呼吸が楽になり、肩や胸周りがスッキリしてきますよ。
こんにちは、梅田整体療院の梅田孝男です。
前回に引き続き、体調不良のときの対処法をご紹介したいと思います。
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やはり、ポイントは胸です。
普段、触れたり意識したりしていないようなところです。
是非、覚えておいていただきたいと思います。
体がホカホカしてきて、呼吸が楽になり、肩や胸周りがスッキリしてきますよ。
前回は、胸の中心にある胸骨や、その胸骨と肋骨のつなぎ目をポイントとしていました。
今回は、肋骨そのものと、肋骨と肋骨の間の肋間と言われるところがポイントです。
胸郭と言われている肋骨で覆われた胸全体ですが、全部で12本の肋骨で形作られています。
ですが、そのうち下の2本は、前側の胸骨とはつながっていませんので、背骨と胸骨をつないでいる10本の肋骨と、その肋間を攻略していきます。
赤線が「肋骨」、青線が「肋間」
鎖骨の下あたりの肋骨には触れることもあると思いますが、乳房の大きな膨らみの奥にある肋骨に触れたことはありますか?
また、みぞおち付近の肋骨を触ったことがありますか?
筋肉や脂肪の厚みのあるところは、触れたいところより2cmくらい下のところに手を触れ、そのまま肋骨に向かって圧します。
そして、圧したまま2cmくらい筋肉等を持ち上げ、圧したまま縦方向に手をスライドさせると(特に上方向を意識して)、肋骨の存在がより明確に理解できるはずです。
凸凹している感じや、カーブしている形が手に伝わってきませんか?
そして、窪んだところが肋間です。
窪みに沿って横方向に手先を移動させてみてください。
”痛がゆさ”や”くすぐったさ”などの違和感があれば要注意!
もし、痛かゆいようなところ、くすぐったいようなところがあれば、それは慢性疲労や体調不良などにより発生する異常の可能性があります。
ただし、人の体を手で触れるとき、指先で触れる面積が小さいと、くすぐったさが際立ちます。
また、点で押してしまうと、圧力が高まりますので、元々備わっている痛覚の痛みが増します。
これらは、体調不良により発生する異常とは違い、通常の感覚だということを知っておいてください。
ですから、人の体を触るときは、指で触れる面積をできるだけ大きくするよう心がけましょう。
上でお話ししたとおり、肋骨と肋間を刺激するときも、指で触れる面積が小さすぎるのはNGです。
指先から第1関節くらいまでの面を使って、触れて圧してください。
使う指は、人差し指から小指の4本がよいでしょう。
なお、刺激をするときは、右肋骨は左手で、左肋骨は右手で行います。
さらに、肋骨のカーブに沿うように、指先から手のひら全体でタッチしましょう。
そうして上記のように縦横にスライドして出てきた痛みなどは、体調不良により出てきた異常と考えてください。
1か所5往復くらいして、少しずつ移動させていきましょう。
痛みや他と違う感じ方のところがあれば、少し多めにスライドして刺激をします。
そうして、肋骨と肋間の手が届くところすべてを刺激していきましょう。
特にデリケートな乳房深部も丁寧に行います。
胸骨を中心に、胸に温かみを感じるまで、両手の平を胸に当て続けます。
胸の大きめの方は、乳房の下の方から持ち上げるように手を当てると良いでしょう。
前回のコラムと同様、体調が回復して良くなるイメージもお忘れなく。
今回も、薬や病院にあまり頼りたくない方や、反対に治療・療養中の方にもプラスαになりうる自己対処法をご紹介しました。
日頃から、「少し体調が良くないな…」と感じたときに取り入れてみてください。
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群馬県高崎市の、梅田整体療院の院長として、日々施術をしております。
2000年3月に独立開業。整体、カイロ、東洋医学の他、筋肉反射療法や気エネルギー療法の気導術を習得。症状をなるべく速く、少ない回数でよくしたい気持ちで、ご対応させていただいております。
施術現場で起こる不思議な現象に、多くの体のことを学ばさせていただいてます。これまでの常識や知識ではなく、施術から得られた人の体の本質を、皆様のお役に立てるようお伝えしたいと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
施術録や日記等をお伝えしていますブログ「梅田整体療院のツッパリ解消ロックンロール」もご覧になってください。
http://umedaseitai.seesaa.net/
厚生労働大臣認可 日本健康サポート協同組合会員
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