手・腕・肩がまとめて楽になる!腕の骨間膜をケアする簡単ストレッチ
一日中動きっぱなしの腕には、疲労が溜まりやすいのに気づきにくい!手・腕・肩が楽になる、どこでも簡単にできる骨間膜ストレッチを紹介。「肩こりが酷い」「血流が悪い」「手や指先が冷えやすい」と感じたときに…。
こんにちは、梅田整体療院の院長の梅田孝男です。
人の体のつくりで、似たような構造をしている箇所はどこか思いつきますか?
手の指と足の指、足首と手首、肘と膝など、「手」と「足」が思いつくのではないでしょうか。
その手足の中でも、肘から手首の前腕と、膝から足首にかけての下腿の骨のつくりがどのようになっているか、知っていますか?
今回は、人知れず頑張っている「前腕骨間膜(ぜんわんこつかんまく)」についてお話したいと思います。
人の骨格は、なんとなくは分かっていても、はっきりとは分からない人がほとんどでしょう。
実は、前腕と下腿は、並行するように2本の骨から成り立っているのです。
そして、その2本の骨の間には、骨同士をくっつけている骨間膜というものがあるのです。
下の画像の赤線内が、前腕の骨間膜です。
手は、仕事や日常生活はもちろん、パソコンやスマホの操作など、一日中ほぼ動きっぱなしですね。
肩こりは、比較的感じやすいのですぐ気がつくのですが、実際は手や腕も疲労しているのです。
また、指は体の末端ですから、血流が悪くなったり、冷えたりしやすいところでもあります。
その結果、疲労が溜まりやすくなるのです。
前腕の骨間膜も、下腿の骨間膜も、筋肉に囲まれた中心付近にあり、並行して主たる動脈や神経も走行している大事なところです。
筋肉が疲労してくると、筋肉は硬くなり、力こぶのような力んだ状態になりがちです。
老廃物が溜まると、その部位は通常よりも太くなります。
そして、皮膚の下では内部の圧力が上がり、血管や神経が圧迫されて、腕や足の不調を促してしまいます。
また、筋肉が硬くなることで、骨間膜自体にも肘から手先にかけて縮むように圧力がかかり、2本の骨が引き離されるような負担を強いられます。
こうなると、腕にさらなる筋緊張が起こり、負のスパイラルに陥る結果となってしまいます。
では、前腕骨間膜の負担を軽減させる簡単ストレッチをご紹介しましょう。
ストレッチをはじめる前に…
手や腕を動かしてみて、重苦しさや違和感、痛みのある方は、それを目安にしてみてください。
肩こりを感じている方は、首肩をよく動かして、こり具合を目安に最初の状態を覚えておきましょう。
1. 指先を伸ばし、親指を上に向けて、肘を直角にします。
2. 反対の手で、肘関節下の筋肉のふくらみを、外側から包み込むように適度な力で握ります。
3. 手の平を外側に捻りながら、指や手首が丸まらないように伸ばし、肘をしっかり伸ばしていきます。
4. そのまま20秒間、握っている手や伸ばしている手が緩まないようにキープしたら終了です。
5. 5呼吸ほど体を休めた後、もう一度同様にストレッチを行います。
再度はじめと同じように動かして、ストレッチを行った腕と反対側とを比べてみてください。
違いの変化が出ていますか?
1. 足を伸ばして座ります。
2. 腕の付け根から外側に捻りながら、できるだけ腕を後ろに回します。
3. 手のひらをつけて、肘をしっかり伸ばし、顔を上げ、両肩を後に胸を張ります。
できれば膝は閉じて伸ばし、下腹部はへこますように、腹筋に力を加えましょう。
4. そのまま20秒間、姿勢をキープしたら終了です。
5. 仰向けに寝て5呼吸ほど体を休め、もう一度同様にストレッチを行います。
再度、手や腕や肩を動かしてみましょう。
ストレッチをする前よりも楽になっていませんか?
ストレッチにより、2本の平行する骨が締まってきて、前腕骨間膜への負担が減ってきているのを実感できると思います。
たまには、人知れず頑張っている前腕骨間膜をケアしてあげてくださいね。
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群馬県高崎市の、梅田整体療院の院長として、日々施術をしております。
2000年3月に独立開業。整体、カイロ、東洋医学の他、筋肉反射療法や気エネルギー療法の気導術を習得。症状をなるべく速く、少ない回数でよくしたい気持ちで、ご対応させていただいております。
施術現場で起こる不思議な現象に、多くの体のことを学ばさせていただいてます。これまでの常識や知識ではなく、施術から得られた人の体の本質を、皆様のお役に立てるようお伝えしたいと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
施術録や日記等をお伝えしていますブログ「梅田整体療院のツッパリ解消ロックンロール」もご覧になってください。
http://umedaseitai.seesaa.net/
厚生労働大臣認可 日本健康サポート協同組合会員
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