整体の不思議!首の痛みが、手や足の施術で治ることがあるのはなぜ?
ひとつの動作にはいくつもの筋肉が関連しています。そのため、例えば、腕や足といった部位の疲れが、首の痛みにつながっていることも…。そんな首の痛みに効果がある「ふくらはぎからアキレス腱を刺激する方法」も紹介。
こんにちは、梅田整体療院の院長の梅田孝男です。
今からちょうど18年前のこと、私は自院をスタートさせました。
とはいえ、その当時は同時に整体のセミナーにも通っている状況で、まだまだ勉強の日々だったことを思い出します。
セミナーでは、整体の理論や施術技術について、多くのことを諸先輩方からご教授いただきました。
その点については、感謝しかございません。
ですが、患者さん一人一人から経験する学びには、それ以上の驚きと感動があります。
セミナーで施術を練習する場合、そのときのテーマにあった症状の人を生徒同士・参加者同士の中から探します。
しかし、都合よくテーマに合った辛い症状がある人など、なかなかいないものです。
たとえ運よくテーマの症状をお持ちの人がいたとしても、講師の実践的な腕の見せ所となってしまいます。
そんなセミナー会場から自院に戻り、自身の結果としてうまくいったときほど、喜ばしい瞬間はありません。
そして、それがどこへ行っても治らなかった患者さんに対してだったときは、なおさらです。
私が学んだもののひとつに、「筋肉の反射療法」があります。
簡単に言いますと、“症状の痛みや動きの悪さを、患部とは別の肉体的部位を施術することで改善させていく技術”です。
以前のコラムでもお話ししましたが、腕に存在する「前腕骨間膜(ぜんわんこつかんまく)」の影響は首や肩に出やすいものです。
また、面白いところでは、ふくらはぎからの影響で、首が悪くなっていることがあります。
「首の痛みがふくらはぎで治るの⁉」と言われそうですが、これが日常の施術の風景として、実際にあるのです。
のちに「アナトミートレイン」という構造的解剖学が出てきたときに、「筋肉の反射療法による治療は間違っていなかった」という確信に変わっていきました。
骨格を見てみますと、次のように体の縦方向に骨はつながっています。
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背骨(頸椎・胸椎・腰椎・仙骨)
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骨盤
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大腿骨
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脛骨・腓骨
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踵や足趾(そくし)など、足の土台となる骨
そして、上のような骨を動かすため、姿勢を保持するため、たくさんの筋肉や靭帯がついています。
大きなところを挙げてみましょう。
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仙結節靭帯(仙骨から坐骨)
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大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋(坐骨から膝)
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-腓腹筋(膝から踵)
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足裏の筋肉など(踵から足の指先)
このことからわかるように、ひとつの動作をするときに、ひとつの筋肉だけが動くということはありません。
いくつかの関連が存在し、さらに連動した働きをする肉体的部位があるということです。
どこかが動けば、それを支えるため、他の筋肉にも力が加わります。
また、主導的に動く筋肉と、補助的に作用する筋肉があります。
スポーツの世界であれば、そうした関連も含めたトレーニングをすることで、パフォーマンスの向上につながります。
また、私が行っている整体の世界では、症状のある部位を含めた、それに関連する部位の異常を見つけて、解消することが仕事になってきます。
顔を下や上に向けたときに、首に痛みを感じる場合には、ふくらはぎからアキレス腱の範囲を指で刺激してみてください。
親指と人差し指・中指の3本で、ふくらはぎの両際を挟むようにして刺激していきます(下の写真参照)。
痛みの強いところや硬いところがないか、確認しながら行ってください。
痛みや硬さのあるポイントが見つかった場合には、そのあたりを重点的に刺激するとよいでしょう。
少し温かく感じられるようになってきたら、刺激するのを終わりにして、首の痛みを確認してみてください。
楽になっていれば、足からの影響が首に出ていたということです。
今回は、首の症状から体の縦線上の関連を見てきました。
痛みは、患部とは別の肉体的部位の影響からきているものかもしれません。
首の痛みが気になるときは、前腕骨間膜やふくらはぎを刺激する方法も試してみてくださいね。
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群馬県高崎市の、梅田整体療院の院長として、日々施術をしております。
2000年3月に独立開業。整体、カイロ、東洋医学の他、筋肉反射療法や気エネルギー療法の気導術を習得。症状をなるべく速く、少ない回数でよくしたい気持ちで、ご対応させていただいております。
施術現場で起こる不思議な現象に、多くの体のことを学ばさせていただいてます。これまでの常識や知識ではなく、施術から得られた人の体の本質を、皆様のお役に立てるようお伝えしたいと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
施術録や日記等をお伝えしていますブログ「梅田整体療院のツッパリ解消ロックンロール」もご覧になってください。
http://umedaseitai.seesaa.net/
厚生労働大臣認可 日本健康サポート協同組合会員
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