涙活でメンタルデトックス!ピアニスト直伝"泣けるクラシック音楽曲"を探すコツ
泣けるクラシック音楽を動画サイト(YouTubeなど)から探すときのポイントを紹介。切なくて心にしみる名曲がヒットする「検索ワード」をお教えします。その時の気分に合った美しい曲がきっと見つかります。
こんにちは。ピアニストの小川瞳です。
今回は、「泣けるクラシックを探すポイント」をご紹介しましょう。
クラシック音楽は、とても叙情的な作品が多く、聞いていると切なくなる音楽がたくさんあります。
そこで、たとえばYouTubeなど動画サイトで泣ける曲を探す場合は、まず「レクイエム」で検索してみましょう。
レクイエムとは「鎮魂歌」のことで、死者の安息を神に願う音楽になっています。
3大レクイエムと呼ばれているのは、「モーツァルト」「ヴェルディ」「フォーレ」の作品で、どれも演奏時間がとても長い大曲ですが、聞き手の胸を打つ名曲です。
長いため、すべてを一度に聴き終えるのは大変ですが、どの部分をとっても素晴らしい音楽なので、時間をかけてじっくりと聴いてみてください。
「レクイエム」は重く暗いムードで、泣けるタイプの曲ですが、もう少しセンチメンタルなクラシックを探す場合は「二楽章」と検索してみましょう。
クラシック音楽のソナタや交響曲、協奏曲などは、一般的に一楽章・二楽章・三楽章・四楽章と分かれています。
小説の1章2章…と同じような役割ですが、三楽章までの作品では、一楽章と三楽章が「動」、二楽章が「静」であることが多く、唯一の「静」である二楽章がとても重要な作品になります。
ですから、「二楽章」で検索すると、ベートーヴェン「悲愴ソナタ」、ドヴォルザーク「交響曲第9番 新世界より『家路』」、モーツァルト「ピアノ協奏曲第20番 ニ短調」など、さまざまな作品の「静」の音楽を選ぶことができますよ。
暗くて泣ける曲を探す場合は「短調 クラシック」で検索してみましょう。
いろいろなクラシック愛好者が短調の名曲メドレーを作ってくれているので、非常に簡単にたくさんの音楽を聴くことができます。
その中で自分が好きな曲、自分の気分にぴったりと合う曲を探してくださいね。
心を清めたいときや自分をリセットしたいとき、泣きたい気分のときは「賛美歌」がお勧めかもしれません。
今までの歴史の中で、大勢の人間を救ってきた賛美歌には、心を洗われるような特別な効果を感じられると思います。
感極まって涙が流れることもあると思いますが、讃美歌は宗教の問題とは関係なく、全人類に対してすばらしい音楽です。
ポップス音楽においても、「泣ける歌」というのはとても人気があります。
「泣ける」の種類もいろいろでしょうし、求める音楽の種類はそのときの気分によって変わると思いますが、クラシック音楽には普遍的な魅力がありますので、ぜひ活用してみてくださいね。
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ピアニストとして東京や茨城を中心に、ソロの演奏会やオーケストラとの共演など、数多くの演奏活動を行っております。
音楽心理士の資格も持ち、トークコンサートやコンクールの審査員もつとめております。
また長年に渡り執筆活動も並行して行っており、小説を3作品出版しております。
こちらのサイトでは、幼少時よりピアノを学び続け、クラシック音楽の世界に身を置く私ならではのコラムを執筆できたら、と思います。
よろしくお願い致します。
小川瞳 公式ホームページ https://ogawahitomi.amebaownd.com/
小川瞳作曲 笑顔のBGM
https://youtu.be/Qrt-stZPTb8
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