習い事にピアノをおススメする理由を紹介。人気の脳科学者も「ピアノは脳に良い」と断言しています。大人になってからピアノを習い始めても、効果はあるそうですよ!
こんにちは。ピアニストの小川瞳です。
新年度をひかえ、新しい習い事を検討している方もいらっしゃるかと思います。
今回は、子どもにも大人にもピアノのレッスンがおすすめな理由をご説明しましょう。
ピアノを学ぶことで、子どもの心身は大きな成長を遂げます。
5歳から8歳くらいまでの間にピアノを習い始めると、より大きく脳を発達させることができます。
ピアノを弾くという作業は複雑なので、脳の前頭前野が非常に発達するのです。
そして、脳梁が太くなったり、小脳も大きくなったりするので、さまざまな機能が成長します。
また、ピアノを弾くことは、学力向上にも大変役立つと言われています。
脳に刺激を与えれば、記憶力アップにつながりますし、音楽には、数学的な要素もたくさん含まれています。
実際、最近では、ピアノ教育に熱心な名門学校が多くなっているようです。
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ピアノと脳には、深い関係があります。
脳科学者の澤口俊之先生は、次のように断言しています。
「現在、学術的に証明されている限り、ピアノほど脳にいい習い事はない」
ピアノを習うと、ピアノ演奏に必要な技術以外にも、多くの知能が身につくといわれているからです。
人というのは、夢をもって、その夢をかなえるために努力をする、そして幸せな人生を送りたい、と願うもの。
そして、そのような人生を送るためには、IQという一般的な知能よりも、HQという人間性の知能が重要と証明されています。
世の中には、さまざまな習い事や余暇の過ごし方がありますが、その中でこのHQを向上させるためには、ピアノの稽古が最も適しているという結果が出ているそうなのです。
■HQとは?
HQとは、端的に言えば、人間らしい人生を送るための脳の力です。
その中でも、特に重要なのが、夢や目的に向かって適切に行動する能力である「未来志向的行動力」と、理性・思いやり・協調性を身につけてうまく生きる能力「社会関係力」です。
HQが向上すると、次のようなメリットがあると言われています。
- 夢の実現や社会的成功
- 良好な恋愛や結婚生活
- 運動能力や器用さ、言語能力の向上 など
ピアノ演奏には、両手を複雑に使い、楽譜を記憶しながら演奏し、それと同時に次に弾く音符を先読みするという作業が不可欠です。
このような複雑な作業をする活動は、他にはあまりありません。
両手を同じ程度使いながら、その動かし方が異なるということは、極めて高度な行為であり、ピアノを習っていると自然にすべての脳機能が向上するという研究結果も出ているのです。
大人になって始めても、その効果は期待できるとのことなので、最近では高齢になってからピアノに初めて触れる方も増えてきました。
習い事にはいろいろな種類のものがありますが、何か新しい趣味やレッスンを始めようかなと検討中の方は、ぜひ一度ピアノのレッスンを試してみてくださいね。
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