ピアニストおすすめのクラシック音楽雑誌「ぷらあぼ・音楽の友・レコード芸術」
おすすめの「クラシック音楽雑誌」を紹介。コンサートや音楽家、新譜のCD・DVDなど、クラシック音楽の情報を集めたい人へ。CDショップや書店、図書館で探してみては?
こんにちは。ピアニストの小川瞳です。
第156回直木賞受賞に輝いたのは、恩田陸氏の小説「蜜蜂と遠雷」です。
この小説にはピアノコンクールの独特な世界が、非常に詳しく描写されているので、読み終えた読書家の方々が、クラシック界やピアノコンクールという世界に関心を寄せているようです。
そこで今回は、クラシック音楽の情報を得ることができる音楽誌をご紹介します。
一番にお勧めしたいのが、全国のチケットぴあ、ホール、CDショップなどで無料配布している「ぶらあぼ」です。
その充実した内容は、無料なのが信じられないほど。
ですから、毎月「ぶらあぼ」に目を通していれば、今活躍している音楽家のことや、話題になっているコンサート、コンクールのことがよく分かります。
CDに関しても、国内盤と輸入盤の両方の情報が分かりますし、テレビやFMのクラシック番組、音楽関連書籍の情報まで掲載されているので、クラシック音楽に関するさまざまなことがこの1冊だけで把握できる優れものです。
また、コンサート情報も非常に豊富なので、なかなかコンサートに行けない人でも、演奏家やホールの名前などになじみが出てきて、クラシックコンサートを身近に感じることができることでしょう。
なお、ネットで見られる「WEBぶらあぼ」もあります。
情報が豊富なのはもちろんのこと、いろいろな検索ができたり、チケット予約がスムーズに行えたりと、とても便利なサイトなので、興味がある人は一度チェックしてみてくださいね。
- クラシック音楽情報サイト「WEBぶらあぼ」 http://ebravo.jp/
1941年の設立以来、音楽雑誌・楽譜・書籍の出版社として歩み続け、国内最大級の規模を持つ音楽之友社から、雑誌「音楽の友」が出版されています。
国内の演奏会情報がとても詳しく、プロの批評家によるコンサートレビューや、豊富なコンサート写真をはじめ、毎号さまざまな特集が組まれていたり、連載ものも多かったりして、読み応えは抜群。
定期購読もお勧めです。
ちなみに2017年4月号は「一時代を築いた指揮者たち」と「ホール主催事業を考える」という特集。
過去から現在までの日本のオーケストラや指揮者の話と、ホール主催事業というコンサートのあり方、コンサートをプロデュースしている人間へのインタビューなど、クラシック音楽界の歴史から、裏側・裏話まで、盛りだくさんの内容になっています。
別冊付録のコンサート・ガイド&チケット・インフォメーションも便利ですよ。
上と同じ音楽之友社から出版されている「レコード芸術」もお勧めです。
2017年5月号で創刊800号を迎えるこの雑誌は、レコード会社から発売されるクラシックのCDやDVDの批評がとても豊富なので、新譜を選ぶときにはぜひ参考にしてほしい雑誌です。
毎月CDが付録でついてくるので、目だけではなく耳でも楽しめる一冊。
コンサートよりもCD・DVD鑑賞に重きを置いている雑誌なので、なかなかコンサートに足を運びにくい地方にお住いの方も含め、全国誰でも平等に楽しめる内容ですよ。
CDショップや書店、図書館でも見つかる雑誌です。
もし気になったらチェックしてみてくださいね。
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ピアニストとして東京や茨城を中心に、ソロの演奏会やオーケストラとの共演など、数多くの演奏活動を行っております。
音楽心理士の資格も持ち、トークコンサートやコンクールの審査員もつとめております。
また長年に渡り執筆活動も並行して行っており、小説を3作品出版しております。
こちらのサイトでは、幼少時よりピアノを学び続け、クラシック音楽の世界に身を置く私ならではのコラムを執筆できたら、と思います。
よろしくお願い致します。
小川瞳 公式ホームページ https://ogawahitomi.amebaownd.com/
小川瞳作曲 笑顔のBGM
https://youtu.be/Qrt-stZPTb8
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