舞茸好きに朗報!舞茸に含まれる食物繊維「αグルカン」で免疫力をアップさせよう
キノコ好きに朗報!舞茸(マイタケ)に含まれる食物繊維「αグルカン」が身体の免疫力アップに期待出来る食材として、研究結果が出ています。まいたけの栄養とおいしいレシピを紹介していきます
舞茸(まいたけ)好きの皆さん、お待たせいたしました。
このたび舞茸に含まれる食物繊維「αグルカン」が、身体の中の免疫力・抵抗力を高め、インフルエンザウイルスをも抑制するという結果が研究により示唆されています。
キノコって栄養あるの?
舞茸ってかさまし食材じゃないの?
そんな声も多くある中、改めて舞茸の栄養効能に熱い視線が注がれているのです。
毎年流行するインフルエンザウイルス。
予防接種を受けていても掛かる人は掛かりますし、しつこく毎年掛かっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
国立感染研究所によると、2016~2017年にかけて、年の瀬の一週間で約51万人がインフルエンザウイルスに感染したとのこと。
2015年と比べると、なんと約18倍の数となっています。
今までインフルエンザ予防にあまり興味がなかった人も、この数字を見るとちょっぴり気になってきませんか?
しかも、気温の低下が早いとインフルエンザ流行の時期も早まり、マイコプラズマ肺炎と併発してしまう人も急増していると、池袋大谷クリニックの大谷義夫先生は語っています。
風邪と似た初期症状であるため、誤診されることも多い感染症。
2週間以上の長期にわたる咳や夜中の激しい咳、お腹周り下痢などの症状が特徴の一つ。
インフルエンザ予防接種を受ける以外に、インフルエンザ対策をするには以下の3点がポイント。
手洗い、うがい、マスクをしてウイルスを体内に侵入させないこと。
マスクは使用後には、表面に様々な細菌やウィルスが付着していると想定してもらえればと思います。
そのため、外す時にはなるべく表面を触らないようにゴムの部分のみで外し、出来る限りビニールに入れたり、何かに包んで廃棄したりすることをお薦めします。
蓋付きのゴミ箱でも、廃棄したマスクが乾き、蓋の開閉と共に細菌やウィルスが室内に飛び散ることもあります。
また、マスクを廃棄した後には必ず手洗いとうがいを行なうようにして、予防を徹底するように心掛けましょう。
マスク交換の場合でも同様です。
インフルエンザウイルスは湿度が20~30%で活性化しますが、湿度50%以上ですと活性が低下します。
加湿器などで部屋の湿度を50~60%に保ち、さらに空気清浄機などを使用すると効果があります。
実はこれが一番大切。
免疫力が下がっている状態だと、上記2点を守っても身体はウイルスにやられやすくなってしまいます。
また、免疫力が低下していると、風邪や他の病気にも掛かりやすくなってしまいます。
この「身体の免疫力を高める」ですが、充分な睡眠を摂る、ストレスを溜めないなどのほか、バランスのよい食事を心掛けることが挙げられます。
免疫力を高めるビタミンCだけでなく、喉や鼻などの粘膜を保護するビタミンA、疲労回復や新陳代謝に効果的な亜鉛、基礎体力をつけるタンパク質などを含んだ食材をバランスよく摂ることで、風邪の予防が期待できます。
「おおたけ消化器内科クリニック」院長の大竹真一郎先生によると、「免疫力・抵抗力を働かせるには、食生活も非常に大切な要因になります。例えばまいたけは、インフルエンザウイルスの抑制効果について研究が進められています」とお話されています。
富山大学と(株)雪国まいたけの共同研究によると、舞茸に含まれる食物繊維「αグルカン」がインフルエンザウイルスの抑制に有効だったという結果が出ています。
マウスを使った実験においても、タミフル耐性ウイルス感染のマウスに対しても、ウイルス増殖抑制効果を示したことから、薬剤耐性ウイルス出現時の治療に役立たせることが期待できそうです。
といっても、まいたけをドカッと大量に食べればいいわけではありません。
食材は、沢山の種類をバランスよく食べることで効能を発揮しやすくなります。
毎日食べられる常備菜として、まいたけを生活に取り入れてみましょう。
まいたけは、焼く、蒸す、炒める、煮る、揚げる、茹でる…どんな調理方法も美味しく頂ける食材。
面倒な人はお味噌汁やラーメン、スープに加えたり、味付けをして炒めれば、ごはんのおともにもなります。
免疫力を高める成分といえば「ビタミンC」も有名ですね。
ローズヒップティーやキウイ、アセロラ、パプリカなどに含まれるビタミンC保有量は、特にトップクラス。
こちらも大量に摂取せず、こまめに取り入れるようにすると効果的です。
ビタミンCは大量に摂取しても吸収分は同じ。
余った分は尿などで排出されてしまいます。
そのため、一気に摂取するより、数時間おきにこまめに取るのが効率的です。
インフルエンザ予防の3つのポイントを意識して、ウイルスに負けない身体を作りましょう。
|
|
ラテコラム編集部の公式アカウントです。
■latte Column公式twitter
https://twitter.com/ColumnLatte
■latte Column公式facebook
www.facebook.com/columnlatte
|
|