【イライラ解消方法】もはや病気レベルで怒りが止まらない時のコントロール術
心理学に基づく怒りのコントロール術から、実際にイライラを解消できた体験談まで紹介!ストレスが溜まっている、うつや自律神経の乱れがあると、些細なことでもイライラしやすいものです。対策方法を伝授!
人がイライラしたり怒る原因は様々ですが、中にはあまりにイライラが止まらず、人やモノに八つ当たりをしてしまう人もいるかと思います。
八つ当たりをした後にやってくるのは大きな後悔…。
大人の社会人なら、ある程度アンガーマネジメントをしたいですよね。
今回は、心理学に基づく怒りのコントロール術から、実際に怒りを納めることが出来た体験談まで、まとめてご紹介します。
心理カウンセラーの岡野恵子先生によると、怒りを溜め込むのは良くないとしています。
怒りを感じた時に「外に出す」ことが、ストレスを溜めない共通事項です。
「外に出す」にも種類があります。
八つ当たりをしたり、怒鳴ったりするだけが「外に出す(発散)」方法ではありません。
イライラしている、または自分が怒りを感じていることを、対象相手もしくは第三者に打ち明けます。
「ショックです」
「それは私にとって怒りを覚える内容です」
「嫌な気持ちになりました」
もし、関係のない第三者に打ち明ける場合、あらかじめ「聞いてもらっていいかな?」「聞いてもらうだけでいいから」と予防線を張ることで、相手からの的外れなアドバイスに再度イライラする可能性が減ります。
そして聞いてもらった後は、必ずお礼を言うなり感謝の気持ちを伝えましょう。
そうでないと、聞いてもらう側がストレスを受けてしまいます。
「こんなことでイライラするなんて」「●●として失格だ、我慢しなければ」など、自分の感情を抑え込んだり否定すると、ストレスが蓄積していきます。
そしてある時、爆発して取り返しのつかない事態にまで発展するのです。
●岡野恵子先生のコラム
イライラする、怒る時のパターンを考えてみましょう。
☑ あいつとは価値観が合わない!
☑ ムカつく言葉言われた…
☑ ノロノロ動きやがって!
☑ 電車で騒ぐな!
☑ エンターキーを叩く音がうるさい…
どんな時にイライラするのか、怒りを感じるのか。
いくつかのパターンに分かれてくるかと思います。
怒りを「見える化」するアンガーマネジメント
自分が最近イライラした事、怒った事について書き出しましょう。
いい子ぶる必要はありません。思いきり書いてください。
これは「怒りの日記」(アンガーログ)といって、アンガーマネジメントの基本になります。
そして、その出来事に「怒り度何点」など点数をつけます。
自分の「怒りのツボ」が見えてきませんか?
「怒りのツボ」が見えると、自分の心の本当の動きが分かってきます。
「馬鹿にされたとき」に激しく怒ったなら、「なぜ馬鹿にされるのが嫌なのだろう」「褒めて欲しかったのかな」「認めて欲しかったからかな」「私は、本当は自分に自信がないのかも」など、感情を引き出して考えてみましょう。
そうすると、本当はどう言って欲しかったのか、して欲しかったのかが分かります。
その「~して欲しかったのに」「~してくれるだろう」を裏切られたとき、人はイライラや怒りを覚えるのです。
NLPトレーナー・カウンセラー平井妙子先生いわく、「自分の思い通りにならない」ことが、イライラの正体であると述べています。
「当然」「あたりまえ」「常識」という固定概念が強いと、それを裏切られたとき、人は怒りを覚えます。
●平井妙子先生のコラム
甘いものを食べたり、ガムを噛む、ヨガや瞑想…様々なストレス解消方法はあれど、行ってみてもいまいち怒りが静まらなかった経験はありませんか?
それは、怒りを押し込めながら解消方法を実践しているからではないでしょうか。
例えばよく八つ当たりをしたりモノに当たってしまうタイプなら、イライラした時にヨガや瞑想、呼吸法などを行っても逆にイライラを意識してしまいます。
まず怒りを認めて上手に「外へ出した」後、それらのリラクゼーションを行うのが効果的でしょう。
色々なストレス解消法やアンガーマネジメントを行ってみて、最もスッキリした、怒りが収まったものを選択してくださいね。
なんとなくイライラ。
ワケもなく怒っちゃう。
そんな時に見直してほしいのは「睡眠」と「食生活」。
栄養が足りていない、お砂糖や添加物ばかり食べている…食生活の乱れによるストレス耐性低下、イライラも充分起こりえます。
また、睡眠不足であると誰でもイライラしやすい状態となります。
ほか、女性であればホルモンバランスの影響も考えられます。
生理前である、排卵日前後であるなど、身体的原因もチェックしてみましょう。
怒りのコントロールは「怒りを我慢すること」ではありません。
上手に発散して付き合っていくことです。
アンガーコントロールは訓練と同じで、継続して続けることで自然と身についていきます。
始めはうまくいかなくても、毎回継続していきましょう。
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