イライラを抑える方法はある?イライラする原因を知れば、解消できる
どうしてこんなにイライラするの!?その原因と、怒りを抑える緊急解消法を心理カウンセラーが解説。イライラする理由を知ることから始めましょう。
こんにちは、NLPトレーナー&カウンセラー平井妙子です。
カウンセリング相談でも多い「イライラ」について。
日頃、真面目で仕事熱心な方ほど「イライラ」傾向は強いように感じます。
ストレス度もMAXになり、人間関係だけでなく仕事や学習、健康にも影響を及ぼしてしまいます。
ラジオや研修でもお伝えしている「イライラ」の正体と、簡単にできる緊急対処法をご紹介します。
さて、イライラはどこからやってくるのでしょうか?
「自分以外の誰かの行動・言葉」「物理的な問題」「仕事のミス」などが多いでしょうか?
これらの共通点は「自分の思い通りにならない」という点でしょう。
例えば職場を例にすると、上司は、以下のような思考になりがちです。
- 「指示を出すが、部下が期日までに仕事ができない」
- 「指示通りにしない」
- 「努力が足りない」
- 「何度指導しても分かってくれない」
- 「できるまでやれ!」
- 「対価分(給料分)働くべきだ」
こうした考えに対し、部下は以下のように感じます。
- 「無理難題を押し付ける」
- 「怒鳴られる(叱られる)」
- 「責任を負いたくない」
- 「イチイチ細かくうるさい」
あるいは、
- 「指導をしてくれない」
- 「楽に楽しく仕事したい」
- 「与えられた業務以外はしたくない」
と、考えは様々だったりします。
このように、お互い「自分の思い通りにならない」ことが、イライラの正体と言えます。
考え方の相違、それは、各人の経験や環境などから、それぞれの世界観から生み出されるものです。
みんな考え方は違います。
特に、役職が変われば見方も変わります。年齢や経験も異なります。
ですから、違って当然でしょう。
そのことを前提として関わることが必須です。
また、「当然」「あたりまえ」「常識」という概念も、自分の中で構築されていることも認識しておきましょう。
ご当地グルメの番組でも、それは理解できるかと思います。
自分の地域では普通の食べ方であっても、一歩外に出ると、それは「意外な食べ方」であったりするものです。
イライラを解消する方法はたくさんありますが、物理的に簡単に取り組める5つの方法をお伝えします。
血糖値が下がるとイライラしやすくなります。
血糖値を上げることで脳内の快適物質エンドルフィンが増えます。
チョコレートに含まれるギャバ、テオブロミンにはリラックス成分が含まれています。
ホワイトチョコレートには、残念ながらほとんどポリフェノールは含まれていません。
選ぶなら、カカオが70%以上入っているチョコレートを頂きましょう。
体温を上昇させることで、副交感神経が優位になりリラックスの状態になります。
緑茶に含まれるアミノ酸の一種、テアニンが有効とのことです。
幸せホルモン、セロトニンを増やす。
肉・魚・豆類を摂取すると良いでしょう。
セロトニン分泌を良くする6つの方法
- 朝の日光を浴びる
光刺激で分泌を盛んにします。
- 階段を使用する
リズム的運動がセロトニンの分泌を増やします。
- 生成に必要な物質を摂る
アミノ酸、ビタミンB6、マグネシウムが含まれる豆腐、肉、魚、バナナ等が良いでしょう。……
イライラしている時は呼吸が乱れています。ゆっくりと数回深呼吸をします。
口から息を吐いてお腹を薄くし、身体中の空気を全部吐きます。
そして、吸う時はお腹の力を抜いて鼻から自然に吸いましょう。
5から10呼吸行うのが理想。
視界に入る景色を変えることで思考をリセットさせます。
職場でイライラしやすい方は、緑茶と甘納豆持参が効果的かも知れませんね。
「イライラ」は確かに目の前にあることがきっかけとなっています。
しかしながら、その解釈は自分の中で生まれたものであり、感情に結び付けています。
如何に解釈を多く持ち、心の柔軟性を持つかが「イライラ」に対してのエアーバッグとなります。
そして、それは自分の感情から来ているものなのか、解決できるものなのかを客観的に捉え、問題解決へ繋げることが賢明です。
ヒートアップした「イライラ」は、上記5つの方法で緊急対応してみてくださいね。
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