五月病は漢方で治してみよう!イライラ・憂うつに効果的な生薬の選び方
こんにちは、漢方アドバイザーの寺井麻友です。
緊張続きの新生活にも慣れてきて、ふと心の張りが緩むのが五月です。
五月病という言葉もあるように、春は気温の揺れに心もつられて、揺れ動きやすいのです。
心が病めば体も病むと言われますが、その逆も然りです。
漢方には、イライラしたりクヨクヨしたりする不安定な心に、体から働きかけて元気にしていく力があります。
そこで、心の疲れによい漢方をふたつご紹介いたします。
柴胡剤とは、柴胡という植物の根っこの生薬が働く漢方薬で、2000年以上も前から飲まれています。
人々は、昔からストレスに悩まされていたのですね。
柴胡剤には、体力差などに合わせていくつか種類があります。
次のチェックリストを見て、ご自分に合う柴胡剤を探してみましょう。
a.柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
- 落ち込むことがよくある
- 顔色はあまり良くない方だ
- よく夢を見たり、寝汗をかく
- 体力がなく、疲れやすい
- トイレが近い、又は全然行かない
b.柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)
- 人の目が氣になる
- 顔が赤く、熱くなりやすい
- 首筋や肩のこりがひどい
- 目が疲れやすい
- 上半身にイヤな汗をかきやすい
c.小柴胡湯(しょうさいことう)
- 思い悩むことが多い
- 口が苦い感じがする
- 食欲がわかない
- 顔色がくすんでいる
- どちらかというと神経質な方だ
d.柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
- イライラしたり、カーッとなることが多い
- よく物音などにビクッとする
- 体力に自信がある
- 落ち着きがない
- 夢をよく見て眠りが浅い気がする
いくつか当てはまりましたでしょうか。
ピッタリ合う柴胡剤を飲むことで、不安や怒りに苛まれることが減り、穏やかな気持ちへと変化される方が多くいらっしゃいます。
ストレスによい漢方のふたつ目に、クマ笹エキスがあります。
クマ笹は、地鎮祭をはじめとした神事に使われ、浄化の象徴として古来より日本で多用されてきました。
それが現代の研究によって、単なる象徴としてだけでなく、血液やストレスまでも浄化してくれることがわかっています。
特に体の粘膜を守り、丈夫にしてくれることから、ストレスによる胃の不快感にとてもよいです。
漢方薬は、自分の体質に合ったものを選ぶことが大切です。
漢方アドバイザーや薬剤師にご相談の上、気になる方はぜひ取り入れてみてください。
心が揺れる自分を責めるのではなく、時には季節のせいにして、今のご自分を十分に労ってあげてください。
それが、心と体が健康でいられる秘訣です。
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