扇風機の風は身体に悪い?疲れ、だるさを起こさない「扇風機」の使い方5選
扇風機やサーキュレーターの風は健康に悪いとよく言われますが、それはなぜでしょうか?扇風機の風で疲れやだるさ、夏バテを起こさない方法を見ていきましょう。
暑いときや熱帯夜はつい扇風機を回してしまいますが、その風が夏バテの原因にも繋がることもあります。
「扇風機の風に当たり続けると死ぬ」などという都市伝説が生まれるほど、扇風機の風は私たちの体温を奪ってきます。
24時間冷房を付けているわけにもいきませんし、扇風機は今も夏のマストアイテム。
今回は、身体になるべく負担を掛けない扇風機の使い方をご紹介します。
扇風機の風を当たり続けることで、表面上の体温は奪われます。
風に当たり続けることによる「冷え」と「胃腸の不具合」が、夏バテの原因と言えそうです。
同じ部位に風が当たり続けることで、身体全体が冷えてしまい、血流が悪くなります。
血液循環が滞ると、末端から冷えていき、老廃物や二酸化炭素を体外に排出する働きが弱まります。
これがだるさや疲労の原因となります。
代謝も落ちやすくなる季節ですので、あまり食べていない場合、栄養不調と重なって美容にも悪影響を及ぼします。
身体が冷えることで、自律神経のバランスが崩れ、胃腸や消化器官にダメージを与えてしまいます。
そうすると腹痛や下痢を起こしてしまい、せっかく摂取した水分もうまく吸収できないことも。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2種類があり、この2種類の神経が交互に働いて、体の代謝、内臓の働き、免疫の調整、体温の調整などを行ってくれています。
一般的には、交感神経は「戦う神経」、副交感神経は「お休みの神経」と言われています。
しかし暑さでだらけるよりは、扇風機を活用した方が精神的にも肉体的にも楽です。
扇風機使用の際は、以下に注意しましょう。
同じ個所に当て続けるのではなく、首振り機能でゆっくり周囲の空気を動かしてあげましょう。
皮膚表面の熱を集中して奪うことなく、周囲の温度も下げてくれます。
首振り機能がない場合は、なるべく遠くに配置して、風の直撃を避けるようにしましょう。
夏は体内から冷えていることが多いので、ときには内臓を温める生姜ティーや白湯、暖かいスープなどを飲むようにしましょう。
キンキンに冷えた飲み物はときどきにして、常温のお水で我慢です。
暑い夏こそ湯船に浸かるべきです。
冷えで崩れた自律神経のバランスを整え、疲労回復やうつ予防の効果に絶大です。
冷房の温度を27~28度のやや高めに設定をし、扇風機の風を天井へ向けておきます。
冷やされて下に流れる空気を扇風機の風で循環させ、部屋全体を涼しくさせます。
体感温度も下がるため、冷房代の節約にもつながります。
どうしても風が直撃してしまう位置にいたり、寝ている時にお腹を冷やしてしまいがちな人は、腹巻きや、直接の風から肌を守る薄手のカーディガンを羽織りましょう。
扇風機によって体の内側・外側両方が冷えてしまうのが、だるさや疲れの原因のようです。
「風を直接浴びない」「同じ個所に当て続けない」「身体を冷やさないようにする」ことがポイントです。
☑ 扇風機の風には、直接長く当たらないようにする
☑ 扇風機の風を同じ個所に当て続けない
☑ 冷えた体はその日のうちに温めるようにする
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