洗濯物を畳まないズボラ家事とサヨナラ!衣類の収納が楽になる、カゴを使った分け方とたたみ順

執筆者: 永津美保 職業:住空間収納プランナー
洗濯物が片付かない!

こんにちは、住空間収納プランナーの永津美保です。

 

片付け方が分からない。
そんな方は、片付け方を学べば良いのです。


しかし、どんなプロに習っても、絶対にしないといけないことがあります。
それは物を元の位置に戻すことです。

 

洗濯物が畳まれずに積み重なっていく

その代表的な例が洗濯物です。
畳んで収納するのが面倒で、毎日洗濯して、乾いた物が部屋に山積みとなっていく。

しまいには、子供がそこから靴下や下着を探し出して着ている。

「私だけよね」「恥ずかしい」「家族がかわいそう」…そんなことを思っていませんか?
そのような方は意外と多いと思われます。

 

家事は毎日の作業です。
洗濯・炊事を一日しないということは不可能に近いです。

そのため、どうしても片付けは後回しになってしまうという現状があります。
家事で手いっぱいとなり疲れてしまい、せっかく洗って乾かした洗濯物をなかなか畳めない日もあるでしょう。
しかし、これが続くと恐ろしく溜まっていきます。

 

洗濯済の洗濯物を溜めないようにするには?

理想は毎日畳むことです。
しかし出来ないのであれば、低いハードルを順を追って越えていきましょう

 

ポイントは、視覚で脳を騙すのです。
私が、お客様によくするレクチャーの一つです。

どういうことかというのは順を追って説明していきます。

 

 

畳んでいない衣類の山を家族別に収納

洗濯をし、沢山の衣類を干したはいいものの、畳まずに山となっている場合。

一つの山から目当てのものを探すのは大変です。

しかも、下の物はシワになって、アイロン掛けという余計な家事が発生する恐れがあります。

 

これを防ぐため、家族一人ひとりの専用カゴを用意して、とりあえずそこに個人の物を入れておきましょう。

 

誰のものでもない衣類から畳む

家族全員が共有するものとして、代表的な物はタオルです。

 

では、タオル専用のカゴを用意。
そうではなく、最初に畳みましょう


「タオル(家族全員が共有するもの)を畳んで収納する」。これが最初のハードルです。
一日分のタオルを畳んで収納しましょう。
これは時間にして5分もかかるでしょうか?

 

 

畳む際のポイントは?

ここまでのことが出来ればまずは第一段階が終了です。

これが出来るようになったら、気分が良い日に全部を畳んでみることを始めましょう。

既に家族ごとのカゴに分かれていますから、多少はやる気が起きることかと思います。

とはいえ、闇雲に畳んでいくのではありません。

この時のコツは、大きい物から畳むことです。

 

なぜ大きいものから畳むのか

山が小さくなるのが早いからです。
小さな物を畳み続けても山は中々小さくならず、畳んでも畳んでも「まだまだ」と脳が感じます。

やる気もなくなります。


しかし、大きな物を畳むと、山は結構な早さで小さくなります。
すると「あともう少し」と思えるのです。

要は見た目で自分の脳を騙すということです。

これが冒頭で言った「視覚で脳を騙す」ということに繋がります。

 

最後に、残った靴下やハンカチを畳みます。

靴下の右左を大きな山から探すのは大変です。探すだけで嫌になるでしょう。
しかし先ほど言ったように大きなものから畳み、残りが小さな下着や靴下だけになれば、とても探しやすいものです。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。

騙されたと思って、是非やってみて下さい。

これが難なく出来るようになると、畳む時間も最初より短縮されて、気持ちも楽になるのです。

 

最初はタオルだけ、次はタオルと子供服など、徐々に増やすことで自分を慣れさせて下さい。

 

洗濯物の山から子供が洋服を探していることに罪悪感を持っている方も多いようです。
それなら、先に子供服から畳んであげましょう。
無理をせず少しずつ改善していくことで、「片付いている環境」が当たり前だと思えるように慣れていきましょう。

それを続けていけば、「片付いていない環境」はかなり改善される筈です。


「片付いている環境」にいることは、何より自分の心を楽にするのです。