日本人は「座りすぎ」世界No.1!”長時間座りっぱなしの生活”が体にもたらす影響と対策
長時間座ったままの姿勢でいることが、体に及ぼすリスクとその対策を紹介。事務職の人やコールセンター業務に従事している人、システムエンジニア(SE)など、デスクワーク中心で座ったままの作業が多い人は必読です。
こんにちは。アンチエイジングアドバイザーの大森美有です。
みなさん、1日どのくらいの時間座っていますか?
デスクワークの方を含め、普段から長時間座っている方は多いですよね。
でも、この座ったままの姿勢は、カラダに悪影響を及ぼすおそれがあります。
今回は、座り過ぎが招くカラダヘの悪影響と、その対策をご紹介します。
日本人は座り過ぎと言われています。
世界20か国を調査した結果も、日本人の平均は約7時間で世界1位!
どの国よりも、座っている時間が長いようですね。
そうなると、カラダへの悪影響が気になるところです…。
同じ姿勢のまま長時間座っていると、下半身に降りた血液の流れは遅くなります。
そうなると、血柱ができやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まります。
●30分に1回は、立ち上がる
もっとも簡単な予防になります。
●座っているときに、足を動かす
足を動かせば、血液がスムーズに流れてくれます。
座りながら足をまっすぐ前に伸ばし、つま先を上に立てれば、かなりスッキリします。
座っている時間が長いと、骨盤の歪み・体型の崩れがおこりやすくなります。
例えば、座りっぱなしでいると、腸腰筋が収縮されたままの状態で固まりがち。
それにより腸腰筋が衰えると、お腹や腰回りの贅肉が増えオバサン体型になってしまいます。
●オフィスや駅などでは、エスカレーターをやめて階段を使う
階段の昇り降りの動作は、腸腰筋を鍛えるのに効果的です。
●大股ウォーキング
太ももを高く上げ、歩幅を大きく歩くのももGOODです。
これまでに座りっぱなしで足がパンパンになったことありませんか?
これは、リンパの循環が悪くなっているからです。
老廃物を流すリンパ管の流れが悪くなると、むくみが起こります。
リンパ液は、筋肉を動かことで流れる仕組みになっています。
ですから、座った姿勢が長時間続くと、筋肉が動いていないので、リンパ液は流れにくくなってしまいます。
むくみをほっておくと、さまざまなトラブルを招きます。
- 肥満
- 肌荒れ
- 冷え症 など
●リンパを流してあげる
リンパの出口は、鎖骨辺りにあります。
ここが詰まると、他の場所をいくら流しても詰まってしまいます。
まずは、鎖骨リンパ節を流してあげましょう。
デスクワーク中は、筋肉を動かす時間をとることが難しい場合もありますよね。
そんなときは、肩や首を回すだけでも、鎖骨リンパ節が刺激されて流れやすくなります。
長時間座ったままの姿勢は、代謝機能が低下します。
中性脂肪や糖が血中に残りやすくなり、生活習慣病や糖尿病のリスクが高まるという報告もあります。
●少しでも歩く
歩くことで、全身に血液が循環します。
時間を決めて1分歩く程度でも、予防に繋がります。
座り過ぎを知らせてくれるアプリやタイマーを利用するのもよいでしょう。
座りっぱなしがもたらす悪影響は、想像以上に深刻のようです。
近年テレビや雑誌でも取り上げられ、世界中で話題となっています。
毎日座る時間が多い方は、少しでも意識して改善していきたいですね。
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