分かりにくい婦人服のサイズ表記について、分かりやすく解説。馴染みのある「M」や「L」だけでなく、「7号・9号・11号」や「9AR・9YR」のように記載されているケースも。海外ブランドを購入する際は、特に注意が必要です。
服のサイズは、XS・S・M・L・LLなど、アルファベットによって表記されているのを見かける機会が多いと思います。
単純で分かりやすいサイズ表記ですよね。
ただ、レディース服に関しては数字で記載されているブランドもあります。
その場合、「9・11・13」や「9AR・11YR」のように、奇数や数字とアルファベットの組み合わせでサイズが表記されています。
SやMなどの表記と違って「何だか分かりづらい…」と感じている方も多いのではないでしょうか。
このような数字によるサイズ表記は、一般に「号数」と呼ばれています。
さて、号数とは一体何でしょうか、また、何か決まりがあるのでしょうか?
早速見ていきましょう。
「号数」は、JISで定められた服のサイズ表記です。
他にもメンズやキッズでも号数が定められており、号数によるサイズ表記をしているブランドもあります。
レディースの場合、7・9・11・13の計4種類の号数が一般的で、大まかには次のように適合します。
- 7号 … Sサイズ
- 9号 … Mサイズ
- 11号 … Lサイズ
- 13号 … LLサイズ
例えば、普段Mサイズの服を着ている方は、「9」と表記されたサイズの服がぴったりです。
ただし、ブランドやメーカーにより若干違いがあり、実際より小さい・大きい服もあります。
また、後に英字表記(9ARなど)が続いた場合、体系次第ではサイズが合わないこともあるので注意しましょう。
9AR・9YRのように、数字の後に英字が続くサイズ表記もあります。
この英字は、体型と身長を表しています。
なお、具体的な基準は、体型・身長ともに各4種類ずつ定められており、組み合わせによりパターンが複数あります。
日本人の女性の標準サイズは「9AR」とされていて、メーカーによってはこれを基準に服を製作しています。
- A … 標準体型(これが基準となる)
- AB … Aよりヒップが4cm大きい
- Y … Aよりヒップが4cm小さい
- B … Aよりヒップが8cm大きい
- R … 158cm(標準女性)
- P … 150cm(小柄な女性)
- PP … 142cm(かなり小柄な女性)
- T … 166cm(やや身長の大きい女性)
例えば、「9ABR」の場合、9ARよりヒップが4cm大きい服になります。
「11BT」なら、9ARよりヒップが8cm・身長が8cm大きく、「11AP」なら、9ARより身長が8cm小さい女性に適したサイズです。
ややこしいですが、「9AR」が基準になると覚えておくと良いでしょう。
実際は数字のみ表記しているブランドも多いため、ARやYRなどの表記を見る機会は少ないかもしれません。
日本では、JISの規格をもとに服の号数が定められています。
ですが、海外ブランドはこれが当てはまらず、各国の規格を使用してサイズ表記している場合も少なくありません。
例えば、アメリカは、XS~LLのサイズ表記のほか、4・6・8など偶数によるサイズ表記があります。
これを日本の号数に当てはめた場合、次のようになります。
- 4 … 7号(Sサイズ)に相当
- 6と8 … 9号(Mサイズ)に相当
- 10と12 … 11号(Lサイズ)に相当
- 14と16 … 13号(LLサイズ)に相当
また、ヨーロッパは36~50前後と、日本やアメリカとは異なる表記を用いている場合もあり、国や地域によってさまざまなサイズ表記が存在します。
ブランドにより違うこともありますので、分からないときはショップのスタッフに聞いてみましょう。
日本ブランドの場合、レディース服の号数は7~13号が一般的です。
ARのように英字表記が続く場合もありますが、ARが標準と覚えておくと、後は号数のみでサイズを判断できるでしょう。
ただ、国によりサイズ表記は違います。
海外ブランドを購入する際は、特に注意が必要です。
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