遊びの中で自然に音感・リズム感が鍛えられる!懐かしい「昔ながらの子どもの遊び」4選
昔懐かしい歌遊びが、子どもに与える影響と効果を紹介。歌いながら体を動かすことは、音感やリズム感を養うなど、子どもの成長にとって良い効果がいっぱい!親子や兄弟だけで、部屋の中で行える遊びもあります。
こんにちは。ピアニストの小川瞳です。
今回は、「昔ながらの子どもの遊び」についてお話しします。
昔の子どもは、歌いながら体を動かすことを、遊びの中に取り入れていました。
そうすることによって音感やリズム感が養われるため、音楽によるリフレッシュ方法を自然に身に着けられることも多かったようです。
たとえば、次にご紹介する遊びは、どれも友だちが歌っている歌を耳で覚えて、口で再現しながら遊ぶものです。
リズムに合わせて動きが決まっていて、遊びが発展していくので、音楽を合図に、体を動かしたり物事を判断したりする能力も自然と養われるようになっています。
「か~ってうれしいはないちもんめ」「まけ~てくやしいはないちもんめ」という歌詞で始まる遊びです。
2つのチームに分かれて、メンバー交換をするという、珍しい遊びですね。
たくさんの子どもたち同士の交流が深まる遊びで、コミュニケーション能力を高めることにも役立つように思います。
「かーごめかごめ かーごのなーかのとりは いついつでやる…」という歌詞を繰り返す遊びです。
鬼になった子どもが目を隠して中央に座り、その周りを他の子供が輪になって歌を歌いながら回り、歌が終わったときに、鬼は自分の真後ろに誰がいるのかを当てる、という遊びです。
これも人数が多ければ多いほど、誰が真後ろにいるのか分かりにくくなるので、おもしろいですね。
かつて、遊び仲間を集めるときには欠かせないものでした。
「鬼ごっこする人、この指とまれ」というようなことを大声で言って、近くにいる子どもたちが集まってくる、という流れです。
SNSで一斉に募集をかけることができる現代では考えられないようなことですが、そうやって実際に大声を出して、いつも決まりきった節回しでの呼びかけをすることによって、子どもたちは人の声に注意を払う練習ができていたのかもしれませんね。
ただ、これらの遊びはどうしても、外で複数人の子どもたちが集まる必要があります。
ですが、現在は外遊びをしない子どもが増えてきていて、なかなか自然に大勢の人数が集まる環境はないようです。
そこで次に、親子や兄弟だけで、部屋の中で行える遊びをご紹介しましょう。
「せっせっせーのよいよいよい」と、互いの手を取り合って、振ったりする遊びをご存知ですか?
2人だけでもできますし、短い時間でも十分に楽しめます。
しっかりと歌を覚える必要があり、リズムに合わせて手を動かさないと、2人の動きがそろわなくなってしまうので、音感の他に、協調性をはぐくむのにも効果的です。
また、お手本の歌を聴いて、一緒に手遊びを楽しんだり、歌ったりすることができる本も発売されています。
いろいろ覚えておくと、外出先でお子さんが退屈してしまったときなどにも、役に立つかもしれませんね。
普段あまり歌に馴染みのない子どもには特に、こういった遊びを取り入れると、楽しく音楽を学ぶことができるでしょう。
是非遊ぶときの参考にしてみてくださいね。
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ピアニストとして東京や茨城を中心に、ソロの演奏会やオーケストラとの共演など、数多くの演奏活動を行っております。
音楽心理士の資格も持ち、トークコンサートやコンクールの審査員もつとめております。
また長年に渡り執筆活動も並行して行っており、小説を3作品出版しております。
こちらのサイトでは、幼少時よりピアノを学び続け、クラシック音楽の世界に身を置く私ならではのコラムを執筆できたら、と思います。
よろしくお願い致します。
小川瞳 公式ホームページ https://ogawahitomi.amebaownd.com/
小川瞳作曲 笑顔のBGM
https://youtu.be/Qrt-stZPTb8
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