「昔ながらの立派な仏壇はちょっと…」おしゃれでコンパクトサイズな仏壇・仏具たち
イマドキの住宅事情に合わせた、モダンでおしゃれな仏壇・仏具を紹介。豊富なデザインから選べ、インテリアとのトータルコーディネイトが可能です。位牌やお線香・ろうそくも、新しいタイプのものが出てきています。
おじいちゃん、おばあちゃんの家に行くと、大きな仏壇がどっかりと置かれ、ご先祖様の遺影がいくつも並べられている「仏間」があったという方は多いのではないでしょうか。
ですが、最近はマンション住まいや家が狭いなどの住宅事情により、仏壇を持つことを敬遠する方が増えてきています。
そこで、イマドキの住宅事情に合わせた仏壇・仏具が注目されています。
最近は、棚の上におけるような、コンパクトサイズの仏壇が増えてきました。
扉を閉めると仏壇だとわからないようなモダンなデザインが人気のようです。
椅子がセットになった鏡台のようなタイプは、足が不自由で正座ができない方に便利です。
また、どうしても仏壇を置くスペースがない方には、壁に取り付けられる薄型タイプがあります。
豊富なデザインから選べる仏壇は、インテリアとのトータルコーディネイトが可能。
ただし、仏壇には、ご本尊を祀ることが必要になります。
コンパクトサイズの仏壇の中には、ご本尊を安置することができないタイプもあるのでご注意ください。
また、設置する場所には、花立や香炉などの仏具を置くスペースなども考慮に入れましょう。
仏具の基本は、三具足と呼ばれる「花立、火立(燭台)、香炉」です。
さらに、花立・火立を各々1つずつではなく、それぞれ1対にしたものを五具足と言います。
これに加えて、必要に応じて、おりん(鈴)や仏飯器、茶湯器などを揃えていきます。
これらは、統一されたデザインでセット売りをされていることも多々あります。
黒光色や陶器に蓮の絵が入ったオーソドックスなタイプのほか、洋風でモダンな陶器製のもの、繊細なデザインの耐熱ガラス製、淡いパステルカラーなど、とても仏具と思えないようなおしゃれなデザインが揃っています。
「おりん」の音色には、癒し効果が
また、おりんの音色は極楽浄土に届くとも言われています。
鳴らす方にとっても、あの澄んだ音色に癒し効果があるとのこと。
デザインばかりではなく、自分にとって心地よいと感じる音色を持つおりんを選びたいですね。
位牌といえば、黒塗りに金細工が施されたものや、どっしりとした唐木位牌がスタンダードと言えるでしょう。
ですが、最近は選択肢が増え、モダン位牌と呼ばれる明るい色の木目を生かした柔らかいデザインや、天然石に名前を刻んだもの、カラフルな塗り位牌などを選ぶ方も見られるようになりました。
宗派によって文字の入れ方などにルールがあるため、位牌を作る際は、菩提寺に相談しましょう。
フルーツやビール、お酒などの食べ物をデザインしたろうそくが人気になっています。
インテリア小物かと思いきや、れっきとした仏具。
どうせなら、亡くなった方の好みの食べ物をお供えしたいですね。
また、「お線香の匂いがちょっと…」という方には、お菓子やフルーツ、コーヒーの香りのお線香があります。
仏様のためだけではなく、自分のためにお香として焚いているという方もいるそうです。
仏壇や仏具は、宗派や地域、各家庭によって必要な道具や決まりがあります。
そのため、買い替えや新たに仏壇を持つ場合、親戚の方や菩提寺に相談の上、購入されることをお勧めします。
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