寝るときの音楽は健康にいい or 悪い?睡眠BGMの聴き方のコツ
音楽を聴きながら寝ると、寝つきが良くなります。良い眠りをサポートしてくれる音楽の聴き方・おすすめの曲の選び方を紹介。一晩中音楽をかけっぱなしにするのはNGです。
こんにちは、ピアニストの小川瞳です。
良い睡眠をとるためには、静かな環境を作ることが大切です。
脳と体を休ませることが睡眠の目的なのに、音がある空間だと耳の筋肉も休まらないし、脳も活性化してしまうものです。
では、寝るときには音楽を聴かない方がいいのでしょうか?
今回は、睡眠中の音楽の聴き方のコツをご紹介します。
音楽を聴きながら寝ると、寝つきが良くなる
音楽は、睡眠導入に良いと言われています。
それは、音楽によって騒音も雑念も薄れさせることができるからです。
静かな環境を作ろうとしても、家の事情によっては、どうしても騒音の中、眠りにつかないといけないケースもあるでしょう。
家の立地場所にもよるでしょうし、家族の行動も、騒音につながることは多いかと思います。
そんなときでも、自分の枕元で音楽を流しておくと、音楽にだけ意識を傾けることができるのでお勧めです。
もともと音楽には騒音を消す効果があるので、人々の雑談が気になるレストランなどでは、必ずといっていいほどBGMが流れているわけです。
では、全く音のない空間なら眠りに最適かというと、必ずしもそうではありません。
もちろん個人差がありますが、静か過ぎる空間というのも、緊張感を感じてしまうタイプの人もいるのです。
また、無音状態だと、どうしても意識が自分の内側に向いてしまって、悩み事に悶々としてしまう夜もあるでしょう。
そんなときにも、音楽は効果的。
ゆったりと心を落ち着かせてくれて、よい眠りへと導いてくれます。
できたら30分後くらいに、自然に音楽を消せる設定にしましょう。
睡眠中もずっと音楽が流れていると、脳も耳も、しっかりとは休めなくなってしまうので、睡眠の質が下がってしまうからです。
たとえば10曲入りCDだったら、トラック6くらいから聴き始めると、5曲聴いたら、自然にCDがストップしますよね?
また、再生時間設定のできる音楽プレーヤーもたくさんあります。
お使いの機器を調べて、30分後には音が鳴らなくなる設定をするのもいいですね。
どんな曲がおすすめ?
好みの音楽は人それぞれ違うので、自分で「これがいい」と思うものがあったら迷わずそちらを選んでください。
ですが、特に決まっていないときには、以下のことを参考にしてみてください。
よく知っている曲だと感情移入し過ぎてしまったり、いっしょに音楽を楽しんでしまって、寝つきが悪くなる可能性もあります。
自分が知らない曲を選ぶのも、ひとつの方法です。
歌詞があると思わず口ずさんでしまったり、そこからいろいろな感情が浮かんできたりしてしまうので、睡眠の妨げになる場合もあるかもしれません。
風の音、海の音、小鳥のさえずりなどを選ぶと、リフレッシュ効果が高いと言われています。
どういった音環境が合うかは、人それぞれ違います。
ぜひいろいろと試してみてくださいね。
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ピアニストとして東京や茨城を中心に、ソロの演奏会やオーケストラとの共演など、数多くの演奏活動を行っております。
音楽心理士の資格も持ち、トークコンサートやコンクールの審査員もつとめております。
また長年に渡り執筆活動も並行して行っており、小説を3作品出版しております。
こちらのサイトでは、幼少時よりピアノを学び続け、クラシック音楽の世界に身を置く私ならではのコラムを執筆できたら、と思います。
よろしくお願い致します。
小川瞳 公式ホームページ https://ogawahitomi.amebaownd.com/
小川瞳作曲 笑顔のBGM
https://youtu.be/Qrt-stZPTb8
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