子供の塾代・予備校代を節約しつつ、成績を上げるコツ
子供の成績を上げるために塾や予備校に通わせるのは、教育費の無駄かもしれません。節約のプロが教える、貯金・貯蓄を増やす学習費の節約方法とは。
節約アドバイザーのヨースケ城山です。
首都圏では、小学生の6割、中学生の7割が塾に通っているというデータがあります。
3割の子は、塾に行き始めて成績が下がる!
もちろん塾に行く目的は成績を上げることだと思いますが、成績が上がった人もいる反面、下がってしまったという人もいます。
その割合は、7対3とも言われています。
「塾に行けば成績は上がるもの」という思い込みで子供を塾に行かせるのは、大変危険だと思います。
その理由を今回は説明していきたいと思います。
2015年の全国学力・学習状況調査によると、中学3年生の通塾率の全国平均は61.1%で、小学生の通塾率の平均47.3%を上回っています。
最も中学生の通塾率が高いのは神奈川県で、74.1%でした。
そこで、神奈川県の学力状況を見てみると、全国24位 偏差値47.89という結果になっています。
塾に通っている生徒が多い割には、思ったより学力が伸びていないことが分かりますね。
2015年の全国学力・学習状況調査で、秋田県は全国1位 偏差値82.02という驚くべき数字を残しています。
さらに驚くことには、2015年だけでなく、7年連続で全国1位なのです。
その上、もっと驚くのが、通塾率は全国で最下位の30.1%という、塾なしの生徒が多いという事実です。
通塾率は全国最下位、しかし学力テストの結果は全国ナンバーワンということは、塾に行けば成績が上がるというのは思い込みかもしれないということを示しています。
これに対しては様々な研究が行われており、最近新しく分かってきたことがあります。
全国学力テストでは、テストと同時に学習状況調査といって、ライフスタイルのアンケート調査のようなものを行っています。
その学習状況調査の結果、秋田県の子ども達には、次のような傾向が見られました。
- 毎日、同じくらいの時刻に寝ている。
- 毎日、同じくらいの時刻に起きている。
- 平均睡眠時間は全国平均より長め。
- 朝食を毎日食べている。
- 平日30分以上家庭学習をしている(中学生は1時間以上)。
- 家で自分で計画を立てて勉強している。
- 家で学校の授業の復習をしている。
要は生活習慣の問題だということです。
それが驚くべき効果をもたらしています。
通塾率が高いのに、学力が低い県の学習状況調査の結果を見ると、次のような項目が高い傾向にありました。
- 携帯電話・スマートフォン所有率
- 長時間ネット利用率
- 長時間ゲームプレイ率
- 長時間テレビ視聴率
塾に通っているのでやる時間はないはずなのですが、塾に行っているストレスからか、夜遅くまでゲームやスマホに夢中になっている姿が想像できます。
その結果、睡眠不足になり、授業などに集中できない悪循環のようなものが生まれていると想像できます。
学力向上にはまず生活習慣からということは、昔から言われてきました。
「早寝、早起き、朝ごはん」
これが生活の基本スタイルです。
中学生では、午後11時以降に寝る人が過半数に達し、日付が変わってから寝る人もほぼ3割となります。
※「青少年の体験活動等に関する実態調査」(平成26年度調査)報告書より
これでは早寝、早起きとは言えませんね。
中学生の睡眠時間の理想は8~9時間
中学生の睡眠時間の理想は、8~9時間と言われています。
まずは、睡眠時間を確保するのも勉強の内と考えて、生活習慣を変えることから始めてみませんか?
塾に行くよりも効果がある様です。
イヤイヤ塾に行くことで、ストレスを溜めたり、勉強嫌いになったりするようでは、成績アップは望めません。
一方、生活習慣の改善をすることで、学習意欲が養われ、成績向上へとつながっていくケースがあります。
「全国1位」の実績を誇る秋田県の事例を参考に、成績アップを目指してみませんか?
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社会保険労務士合格者
ファイナンシャルプランナー
住宅ローンアドバイザー
年金アドバイザー
1973年生まれ。大学卒業後、商売の基本を学ぶため大手100円ショップに入社。1円単位の原価計算の重みを知る。その後、大手スーパーに転職し、値引きやタイムセールを担当。リアルな現場での駆け引きや相場観を養う。またその手腕により東京地区エリアマネージャーとなり、新人採用を年間4000人担当した。
著書「給料そのままで月5万円節約作戦!!」の中では固定費の削減を中心に
ラクして貯めるをモットーに活動している。
ブログでいつも取り上げているテーマは節約全般、社会保険労務士試験 住宅ローン 労働問題 ブラック企業 障害年金 40代の転職 出版について 潜在貯蓄 教育についてなどになります。興味がある方は是非ブログも覗いてみてください。
著書は『給料そのままで「月5万円」節約作戦!』(ごま書房新社)。本の内容は、『らくらく貯蓄術。住宅ローン地獄に落ちない為の家計防衛のススメ。』
http://kotukotushinai.jimdo.com/
にもまとめられている。
ブログ『節約アドバイザー ヨースケ城山ブログ』http://ameblo.jp/yousukeshiroyama
では、節約だけではなく転職活動、著書、社労士、FPのことを配信中。
【著書】
2012年 給料そのままで「月5万円」節約作戦【ごま書房新社】より発売
2015年 給料そのままで「月5万円」節約作戦がkindle化されました。
2015年 「kindle無料キャンペーン」でベストセラーランキング1位を獲得して販売につなげる方法 発売。
2016年 給料そのままで「月5万円」節約作戦 増補改訂版発売
2016年 「子供の教育費は削りなさい!」奨学金利用者50%以上時代の新教育費計画発売
2017年 給料そのままで「月5万円」節約作戦 増補改訂2版発売
2017年 老後資金は49.9歳までに貯め始めなさい!: 私の老後に必要な資金は2164万円です あなたの金額は? 発売
2017年 人生の3大支出「住宅」「教育」「老後」を節約しなさい!お金の裏技3冊セット: この3つを節約すれば他の節約は不要!発売
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