心理カウンセラーが考える「五月病」の原因と対策!5月病をうつ病に発展させないポイント
GW明け、連休、月曜日…ああ会社に行きたくない!五月病の症状はストレスが原因なのでしょうか?治し方と予防方法を解説します。
こんにちは、心理カウンセラーの宮本章太郎です。
春先になると、風邪をひいたわけでも、花粉の症状が出ているわけでもないのに、なぜか身体が重だるく感じることがあります。
激しい運動はしていないし、仕事の疲れが溜まってるという心当たりもない。
自分ではいつも通りに過ごしてるつもりでも、異様な眠気に襲われて、身体がなかなか思うように動いてくれません。
こんなとき、原因がはっきりとしないので、新しい環境に慣れない等の理由で気分が落ち込んだりすることから推察して、つい「うつ病」を疑うこともあるようです。
ですが、実は、この時期特有の自然環境による影響が原因だったという場合もあります。
ご存知のように、春先にはスギやヒノキといった花粉はもちろん、大陸からは黄砂やPM2.5など、いわゆる大気汚染物質が大量に流れ込んで来て飛散します。
その上、ダニやハウスダストのような様々なアレルゲンによって、自分の気づいてないところで、身体は常に大きなストレスに晒されてるのです。
そんなストレスに晒されてるにも関わらず、お薬などで無理やり症状を抑え込んでると、症状は出ないけれども身体は戦っていて、常に緊張状態にあるわけです。
それを何の影響も受けてないような感覚で平然と身体を動かし続けていると、知らず知らずのうちに疲労が蓄積して耐え切れなくなってしまうのは当然のことでしょう。
このストレスに晒されながら耐え続けられるのも、せいぜい4月いっぱい頃までです。
この時期に溜まった疲れの影響が良くない形で現れ始めるのが5月頃ですから、5月になると急に糸が切れたように気力を失った状態になるのを「五月病」と呼びます。
まるでうつ病のような症状が続くのを勘違いして、五月病はうつ病の初期症状であるかのように思われがち。
実際、五月病はうつの状態と同じなので、五月病から本格的にうつ病を発症するケースもありますが、五月病になるのは、何も身体的な影響だけではありません。
やはり疲れが溜まっていると簡単な作業でもミスを起こしやすく、それが元で人間関係もこじれたりしますから、例え身体的なストレスが原因であっても、当然メンタル面にも影響します。
この時期に適切な対処を心がけないと、うつ病や適応障害など、様々な精神疾患の要因になってしまいます。
そこで、五月病に対する適切な対処法をご紹介しましょう。
知らず知らずのうちにストレスが溜まってしまうのが五月病なのですから、身体が重だるく感じた時点で既に疲労はかなり蓄積されているのです。
つまり、少しでも疲れを感じた時点で体を休めるのはもちろん、まだ疲れを感じてなくても、普段からこまめに休憩を心がけ、なるべく無理をしないように、まとまった時間を作ってしっかり体を休めるようにしてください。
自分の体に正直になることが、五月病を予防する一つの対策になります。
心や身体からのメッセージに耳を傾けて、自分を大切にしてあげてくださいね。
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