就活・面接対策「自己分析」のやり方。長所と短所は他人にヒアリングせよ!
自分のいいところと悪いところが分からない!自己分析はとても難しいですが、友人や先生、先輩などに聞いてみると、新たな一面に気づきやすくなります。
こんにちは、人事戦略コンサルタントの藤田美智です。
自分では自身のことを引っ込み思案と思っているのに、周りの人からは、「とてもそうは見えない」「人前で発表する姿を見るといつも堂々としている」などと評されることは、よくある話です。
どちらが正しいのかは、実はどうでもよいことで、「発表前は緊張してしまいドキドキしているので、引っ込み思案」と自分では思っているわけですが、いざ本番となると開き直って、実に堂々としているように、周りからは見えます。
よって、ともに真実なのです。
こういった例でもお分かりの通り、「あなたの周りの人から見えるあなた = 面接という場で見えるあなた」ということになるのです。
ですから、面接という場において、自身で引っ込み思案だと思っている自分を面接担当者が見ても、自身で引っ込み思案だと思っていることは、面接担当者からは、恐らく分かりません。
この違いというか差を、隠すことなく正直に、さりげなく語るというのは、面接担当者にはとても好印象を残すことになるものです。
紙の上での自己PRでも良いですし、面接の場で、ひとこと自己PRしてくださいという時でもOKです。
自分の視点だけでなく、他者の意見も取り入れて、自己分析ができていることに、面接担当者は好印象を持つのです。
このような取り繕いのない自然な発言は、妙に印象に残るものなのです。
「よく友人からは、けっこう度胸いいよね、などと言われることが多いのですが、自分では、気が小さいってことは認識しているのです」という感じでしょうか。
会ったら挨拶するだけでなく、少しは必ず会話する程度の知人というレベルが良いのですが、そういった知人に、自身のことをどのような性格の人物に見えるかヒアリングしてみるというのは、自己分析に大いに役立ちます。
かなり親しい友人でも、意外と自分でも気づいていない裏と表の両面を見抜いている場合があるので、とにかく自分の印象について聞けそうな人には、まず聞いてみるということが大切です。
お世辞でも、おべんちゃらでも良いのです。
根本的な部分を過大に評価している、と受け取ってください。
中には、すでに飲み会などの席で経験済みの方もいらっしゃるかもしれません。
「えっ、私ってそんなふうに見えるんだ」という感じですね。
自分を評する人が複数いれば、皆が同じ表現で自身を評することは、まずありません。
人が変われば、あなたという人物の受け取り方も変わるのです。
ですが、その中には、なにか傾向めいた表現の分類ができるかもしれませんし、自身の日頃の仕草が、あの人にはこういう性格だと評することに結びついたのだ、と思いつくこともあることでしょう。
結論としては、かなり多面的な性格ということになってしまう人も、いるかもしれません。
そうだとしても、人なのですからそれでいいのです。
気分が優れない時に会話した友人が、その時の印象を強く残していて、「こういう面もあるよね」と指摘してくれたら、有り難くその評価を受け取るのです。
それも自分の中にある自分なのです。
イメージとしては、プラスポイントとなる良い面を「7~8割」、ちょっとマイナスポイントとなってしまうけれども正直に話す悪い面を「2~3割」とした自己分析結果を、どのようなシチュエーションでも語れるように、とりまとめておきましょう。
自分のことを評して、良いことばかり話す人のことを高評価する面接担当者はいませんから、どうかご安心を。
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こんにちは!藤田美智(ふじたよしとも)と申します。これまで、書籍・雑誌の編集、上場企業における広報、人事(主に採用・教育研修、人事評価制度設計)を長年にわたって経験。現在は、東京都港区赤坂に株式会社ネクサスグリッド(略称NG笑)を設立し、就職・転職・人事戦略・組織戦略をメインとする人事コンサルティングを展開しております。このコラムでは、仕事選び・就職・転職を成功させるために、何をどのように考えて行動に移していったらよいのかについて、お話しするとともに、企業における人材採用・育成の方法、その仕組みづくりについても解説してまいります。私は現在、社員のモチベーションUPを実現する人事制度設計・導入・定着のコンサルティングをメインとして仕事をしております。人事評価制度設計だけでなく、企業の人事戦略、組織戦略、事業承継ついても多様なコンサル実績があります。個別のご相談(無料=お金は一切いただきません)、講演、顧問契約等のご依頼、諸々のご相談は、メールにてご連絡ください。「ご連絡は以下のmail addressまでお願いします(●の代わりに@を入れて送信してください)」nexus.grid.akasaka●gmail.com
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