こんにちは、就職コンサルタントの藤田美智です。

前回は「好き」なこと「興味」を持っていることを仕事にすれば、上手くいくという話をしました。

今回からは、具体的にどう考え、どのように行動していけば良いのかについてお話ししていこうと思います。

「好き」を仕事にすれば良いと言われても、一体何から手をつけてれば良いのかと悩んでしまう方も多いことでしょう。

しかし、ここの部分は、将来を大きく左右するところですので、焦らずじっくり考えることにしてください。

自分は何をやりたいのか、そもそも自分は何者なのか…。

いわゆる自分探しの旅というやつですが、これは、いわば解のない方程式のようなものです。

ですから、就職活動の初期にこの泥沼にはまってしまうと大変なことになります。

そもそも、自分が何に向いているのかなんて、自身はもちろんのこと誰にも分かるはずがありません。

そう、これは実際にやってみた後にならないと判断出来ないことなのです。

ですから、自分が何に向いているのかを考えることは、はっきり言って時間の無駄です。

人は、基本的な欲求の一つに、興味を持つこと（もの）に対して、もっと知りたくなるという欲があります。

これが「好き」ということです。

人が人を好きになる場合も同じですね。

よく、一目惚れといいますが、まずは直感的に「かっこいい」とか「素敵」とか感じて「興味」を持ち、その人について色々と知りたくなる。

どんどん「好き」になっていくわけです。

趣味についても同様です。

嫌いなことを趣味にしている人はいません。好きだから趣味にしているわけです。

そして、その分野で初級・中級・上級と、知識を深めスキルを上げていく。

そこに楽しみ喜びを感じ、さらなる領域にチャレンジする、新たなモチベーションが生まれていく。

素晴らしい好循環ですね。

仕事選びにもこれを応用するのです。

確かに、中には無趣味という人もいます。

しかし、そういう人でも、生活する中において好みによる選択はしています。

どういうことかと言いますと、生活する上で必要なもの（衣・食・住・情報の4分野に関連するモノ）を、手に入れないと生きてはいけません。

人は購入したり借りたりする際に、モノを選択して手に入れています。

その選択をする際に、用いられている基準が「好み」つまり「好きか嫌いか」なのです。

このように、人は好みでモノを選択します。

例えば、マヨネーズ。

好きな人は、やはりＱ社の▽▽でなければ、というこだわりがあります。

もちろん「マヨネーズ？どれでも良いよ」という人もいます。

マヨネーズは嫌いだから食べないという人もいるかもしれません。

そうです。お気付きでしょうか。

人は、好きなこと（もの）には「こだわり」を持つものなのです。

その「こだわり」を仕事選びに応用するという考え方もまた、有効な手立てとなります。

なぜなら、そのこだわりこそが、好きであることの証であるからです。

あなたが、こだわりを持っていること、ぜひ、それを考えてみてください。

「興味」「趣味」「こだわり」。

「なぜこのような事象が、定期的に起こるのだろうと興味を持っている自然現象」「時を忘れて没頭出来る趣味」「自分なりのこだわりを持って選んでいるオーガニック食材」など、様々なことが挙げられると思います。

就職を成功に導くヒントは、こうした「興味」「趣味」「こだわり」の中に潜んでいます。

そして、そこを貫く一貫したテーマが「好き」ということなのです。

あなたの「好き」は、どこに隠れているのでしょうか。

さあ、今すぐ見つける作業に入ってみましょう。