ネットの個人特定を予防!SNSやパソコンで情報漏洩が起きる原因と対策10選 (1/2)

執筆者: 大西 紘平 職業:アパレル接客・暮らしガイド
社会問題となっている個人情報の漏えい

名前や住所、生年月日などの個人情報は、いつ漏れ出すか分からないのがネックです。

当然ですが、個人情報を漏らした場合には法令違反により罰せられます。

 

しかし、結局は該当者が罰せられるだけで、個人情報そのものを消せるわけではありません。

情報が漏えいした企業が謝罪したとしても、ネットの海に流れた個人情報を消すことは不可能に近いのです。

いつ、どのような形で漏れ出すか分からない以上、個人情報は常に漏えいのリスクがあると考えるべきでしょう。

大手企業や行政機関であっても個人情報が漏れてしまう時代です。

個人情報って漏らす意味があるの?

しかし、意図的に個人情報を漏らすことで何か利益があるのでしょうか?

意図的ではないにせよ、実は利用する側にとっては十分価値があるのです。

 

法に触れない利用方法もある

例えば詐欺目的で利用することも不可能ではありませんし、DMを送って商品のセールスに使うこともできるでしょう。

つまり、入手した個人情報は使い方次第で悪用もできるし、法に触れない利用方法も可能なのです。

 

安価で個人情報は売買される

一時ニュースで話題になりましたが、個人情報の転売業者も現に存在します。

個人情報1件あたり数円程度と、さほど高いものではありませんが、それを売る側は莫大な利益を上げることもできます。

 

現に私たちが知らないところで個人情報の売買が行われており、それを防ぐ手段も限られているのが現状です。

「リスクを無くす」ではなく「極力抑える」努力を

当然個人情報を教えないことが第一です。

しかし、ネット上のサービスは住所や氏名などの情報がなければ利用できないものが大半を占めています。

それならば、個人情報漏えいのリスクを抑えるための対策を講じれば良いだけの話と言えます。

対策1 パスワードは定期的に変更

個人情報の漏えいは、第三者の悪意や人的ミスによる原因が大半を占めますが、パスワードを解析されることによる漏えい被害も後を絶ちません。

例えばネットサービスやネットバンクなどのパスワードがクラック(改ざん)されると、金銭的な被害を被る可能性があります。

 

アカウント乗っ取り事件

一時、とあるSNSでアカウントが乗っ取られる事件が相次ぎました。

現在は下火になっていますが、それによって知人や友人に迷惑を掛けただけでなく、個人情報を盗まれたケースもあるのです(筆者もLINEアカウントを乗っ取られた経験があります)。

分かりやすいパスワードほど解析も容易なため、1ヶ月に1回は変更するようにしましょう。

特に同じパスワードを使い回している方は注意が必要です。

対策2 セキュリティソフトを導入する

個人情報を盗まれるのはパソコンだけでなく、スマホやタブレットでも事例があります。

特に「マルウェア」(ウイルス、トロイの木馬などの総称)と呼ばれる悪意あるプログラムは、私たちが知らない所で端末の情報を収集し、それをネット上に拡散していることもあるのです。

漏えい防止のためにも、最低限ウイルス対策ソフトを導入しておきましょう。

PC・スマホ用共に無料のソフトもあります。

 

怪しいメールやサイトを警告してくれる機能もありますが、セキュリティ対策としては基本中の基本と言えます。

対策3 怪しいサイトは絶対利用しない

今あなたが登録しようと思っているサイト、本当に大丈夫ですか?

大手のサイトを偽っている可能性もありますし、個人情報の収集を目的に開設されたサービスかもしれません。

少しでも怪しいと思ったり、個人運営で妙な評判が流れているサイトは絶対利用しないようにしましょう。

個人情報を入力したら最後、瞬く間に広まるおそれがあります。

 

サイトのドメイン取得を調べてみる

サイトのドメイン(http://**.com、***.jpなど)は、取得からどれだけ年月が経っているか確認する方法があります。

長年続いている信頼性の高いサービスであればネット上で評判も出ていますし、ドメインの取得歴も長いのが一般的です。

 

不安に感じたら評判の確認と共に、ドメインの経過年数もチェックしてみましょう。

ドメインの確認方法は「whois」というサービスで出来ます。

確実ではありませんが、怪しいサイトの判断材料の一つになります。

 

対策4 サイトのハッキングにも注意

大手の運営するサイトだからって安心はできません。

数万~数十万分の1の確率とはいえ、第三者がハッキングしている場合もあるのです。

 

ブラウザーのセキュリティ設定を見直してみましょう。

対策5 https://で始まっているか

住所や年齢などの情報を入力するページでは、ほとんどのサイトが高度なセキュリティを導入しています。

逆に導入していないページでは、安易に情報を入力すべきではありません。

 

「https://」はセキュリティ面に考慮されている

そのページににセキュリティを導入しているかどうか、判断する方法は簡単です。

通常のブログやサイトは「http://」から始まるURLで構成されていますが、SSLと呼ばれる高度なセキュリティを導入しているページは「https://」というURLから始まっています。

大切な個人情報を入力するページは、ほとんどのサイトでSSLが導入されています。

つまり、https://で始まるかどうか最低限確認することが重要です。

実は、http://で始まるページではハッキングも容易なのです。

 

SSL証明書が出されているサイトか

例えば、そのまま「香川県高松市」と送信される情報も、SSLなら解析が難しい文字列に変換されて送信されます。SSL証明書の発行には年間数千円~数十万円の費用が掛かります。

SSLがあれば安心とは限りませんが、個人情報の入力を求められる民間企業のサイト(個人サイト)であれば導入しているのが一般的です。

 

逆に導入していないサイトはセキュリティに不安が残ります。

 

対策6 SNSの投稿は最小限に留める

もはや生活の一部となったSNS。

どんなことでも数秒で発信できますが、個人を特定できる内容を送信していませんか?

1分後には、それが数万人の目に触れる可能性すらあるのです。

TwitterもFacebookも、利用になれているユーザーにとっては個人情報収集の"カモ"となる危険があります。


SNSでついやってしまう個人情報の公開は、顔写真や地域を特定できるお店・場所の投稿、そして位置情報の送信などが挙げられます。

 

投稿前には"必ず"送信内容を見直し、位置情報に関する設定は全部オフにしておくのが望ましいでしょう。

自分が意図しなくても、アプリが勝手に送信してしまう場合があります。

 

 

対策7 SNSは投稿前にワンクッション置く

ブログにコメント、SNSに掲示板、そしてチャット。

インターネットで発言することは容易です。

 

しかし、本当にその内容で投稿して大丈夫ですか?

個人を特定できる内容が含まれてないでしょうか?

自分は問題ないと思っても、ネットは非常に恐ろしいものです。

ちょっとした発言にユーザーが探りを入れ、名前はもちろん住所まで探り当ててしまうことすらあります。

内容を見直し、不用意な発言は控えましょう。

 

対策8 メールは必ず差出人と内容を確認

個人情報漏えいのリスクが意外と高いのはメールです。

いつも利用しているサービスからメールがきてる…果たして本当にそうでしょうか?

 

不審なアドレスになっていないか

一度メールの差出人を確認してみて下さい。

アドレスがおかしくなっていませんか?

例えば、普段ならアドレスの末尾が.co.jpなのに、.netや.or.jp、.chなど、一部違っていることもあります。

 

 
 コラムニスト情報
大西 紘平
性別:男性  |   現在地:香川県  |   職業:アパレル接客・暮らしガイド

コラムをご覧いただきありがとうございます。

服飾専門学校を卒業後はアパレル業界へ数年間身を置いていました。
Latteではファッション(業界ネタ中心)や生活の知恵など、様々なコラムを執筆しています。

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