結局コーヒーは健康にいいの?悪いの?珈琲が身体にもたらす8つのメリット
カフェインが健康に悪いという説、逆に1日何杯までなら美容と身体にいいという説…結局どっち?適量のコーヒーを定期的に飲むメリットを紹介します。
コーヒーは、国境を越えて世界で最も愛されている飲み物ではないかと思います。
朝食、昼食後、午後の休憩時間、夕食後など、毎日欠かさずコーヒータイムを設けている方も多いと思います。
ここでは、コーヒーを飲むことのメリットについて紹介させていただきます。
運動をする約1時間前にコーヒーを飲むと、パフォーマンスが向上します。
これは、コーヒーに含まれるカフェインが血液循環を促進することに加えて、脂肪からエネルギーへの変換を促進し、より多くのエネルギーを筋肉に送り込むためです。
また、さらに多くのカルシウムが筋肉に送り込まれるほか、エンドルフィンという神経伝達物質やホルモンの分泌が促進されるため、筋肉の痛みに対する知覚が緩和されます。
コーヒーには、体内の組織にダメージを与えるフリーラジカルに対抗する抗酸化剤(特にポリフェノール)が多く含まれています。
このため、たとえばコーヒーを1日に4杯以上飲んでいる人は、1日に必要な抗酸化剤の40%以上を摂取することができ、男性では前立腺癌になる確率を20%、女性では子宮内膜癌になる確立を25%削減できることが、研究により示されています。
さらに、抗酸化剤はフリーラジカルによる血管の炎症を抑えることで、心臓を保護します。
コーヒーを1日に1~3杯飲んでいる人は、心臓病になるリスクが24%軽減されることが研究により示されています。また、心臓発作を起こすリスクも低くなります。
コーヒー(カフェインあり/なしのどちらでもよい)を毎日飲むと、II型糖尿病になる確率が低下し、その確立は、1日に飲むコーヒーの量が1杯増えるごとに7%低下すると言われています。
これは、コーヒーに含まれる成分が糖尿病に関係のある、ヒト膵島アミロイドポリペプチドの毒性凝集を抑制するためではないかと推測されています。
また、コーヒーに含まれているカフェインはインスリンに対する感受性を高め、耐糖能機能を正常に保つ作用があります。
コーヒーに含まれるカフェインは、脳や中枢神経系の機能の活性化し、セロトニン、ドパミン、ノルアドレナリン(ノルエピネフリン)といった神経伝達物質の分泌を促進することで、精神的な敏捷性や集中力を向上させ、気分を明るくし、うつを防ぎます。
1日にコーヒーを2杯飲むと、自殺の確立が50%低くなると言われています。
コーヒーに含まれるカフェインはアルツハイマー病や痴呆症のリスクを軽減するため、1日にコーヒーを3~5杯飲むと、アルツハイマー病や痴呆症のリスクが65%低くなることが報告されています。
コーヒーは肝臓を保護することで、アルコール性肝硬変、C型肝炎、非アルコール性脂肪性肝疾患などの肝臓病の進行を遅らせることが報告されています。
約25%の人はGRIN2Aという遺伝子を持っていますが、これらの人々がコーヒーを定期的に飲むと、パーキンソン病になる確率を軽減できることが示されています。
またコーヒーは、パーキンソン病の影響を受ける脳の部位の活動を活発にすることが報告されています。
カフェインを含むコーヒーは、喘息の発作を防止するための緊急手段として使われることがあります。
以上のように、適度な量のコーヒーを定期的に飲むと、さまざまな健康上の恩恵を期待できます。
ただし、コーヒーを飲むことによるさまざまなデメリットが存在することも事実です。
次回は健康に対するコーヒーの悪影響と、どのような人がコーヒーを控えるべきかについてお話しさせていただきます。
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本業の飜訳をするかたわら、ホリスティック栄養士/エネルギーワーカーとして、スピリチュアル性を重視しながら健康の改善と維持を目指すためのお手伝いをさせていただいています。特に、糖尿病の予防と改善、健康的な体重維持のサポートに力を入れています。2014年からはほぼ不食でも生きられるようになりましたが、ときには食を楽しむことを選択し、2つのブログではヘルシーなグルテンフリーのゆるべじレシピの紹介や、健康情報を発信しています。現在、『グルテンフリーガイド』のキンドル版をアマゾンで発売中です。
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