ハワイではなくオーストラリア原産だった「マカダミアナッツ」の効能とは? コレステロール値の改善、ダイエットの促進など、美容と健康に良いこといっぱい!正しい保存方法やおすすめの食べ方も紹介。
「マカダミアナッツ」というと、ハワイを思い浮かべる方が多いと思います。
実は、マカダミアナッツの原産地はハワイではなく、オーストラリアなのですが、第二次世界大戦後に品種改良された食用マカダミアナッツがハワイで大量生産されるようになり、世界最高品質のマカダミアナッツ産地としてその評判が広まっていったのです。
マカダミアナッツは、ナッツの中でも特に健康上のメリットが大きいナッツです。
今回は、そのメリットのいくつかをご紹介します。
マカダミアナッツはオリーブ油に比べて一価不飽和脂肪酸の割合がさらに高く(約85%)、健康に悪影響を及ぼすオメガ6の割合がさらに低いのです。
そのため、コレステロール値や中性脂肪値の改善に効果を発揮し、心臓病を予防します。
マカダミアナッツには、「フラボノイド」と呼ばれる有機化合物群が多く含まれています。
フラボノイドは、体内で抗酸化物質に変換され、体内の組織にダメージを与えるフリーラジカルを退治することで、環境毒素から細胞を保護します。
マカダミアナッツには「パルミトレイン酸」と呼ばれる不飽和脂肪酸が含まれています。
このパルミトレイン酸は、脂肪の代謝を促進し、脂肪を燃焼させたり、インスリン感受性を高めたりする働きがあります。
また、脂肪分や食物繊維が多いために少量でも満腹感があり、空腹感や食べ過ぎを防ぎます。
マカダミアナッツには、新しい骨組織を体内の必要な場所に形成する上で必須のミネラルである「マンガン」が豊富に含まれているため、骨の強化に役立ちます。
また、マンガンには腎臓病を予防する働きもあります。
マカダミアナッツに含まれている「パルミトレイン酸」は、脳の神経細胞を保護する役割も果たします。
また、マカダミアナッツに多く含まれている「オレイン酸(オメガ9)」は、記憶力や気分を向上させ、神経疾患を防ぎます。
さらに、脳の細胞が信号を脳に送るために必要な神経伝達物質を形成する上で必要なマンガン、マグネシウム、銅、ビタミンB1も多く含まれています。
一価不飽和脂肪酸の割合が非常に高いマカダミアナッツは、栄養素の吸収率を高める効果があるため、健康の維持に広く貢献します。
マカダミアナッツは湿気を嫌うので、乾燥した涼しい場所に保存してください。
冷蔵庫に入れてもかまいません。
マカダミアナッツは砕いてサラダに振りかけたり、ブラウニー、ケーキ、クッキーなどのお菓子に混ぜることができます。
また、マカダミアナッツから抽出された「マカダミアナッツオイル」は、味がまろやかであるため、サラダドレッシングにも適していますし、お菓子に使うこともできます。
さらに、オリーブ油と比べて沸点温度が高いため、炒め物にも適しています。
このようにさまざまな効能のあるマカダミアナッツを、スナックとして、料理の材料として、もしくはオイルの形態で積極的に取り入れて、健康維持にお役立てください。
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