5月1日は鈴蘭(スズラン)の日♡フランス流「幸運を運ぶプレゼント」を大切な人に。
フランスでは5月1日は「鈴蘭の日(ミュゲの日)」と呼ばれ、スズランの花を贈る風習があります。幸運を運ぶプレゼントとして贈り物にいかがでしょうか?
こんにちは、フローリストの宇野知子です。
春の爽やかな風を感じる気候となり、花の季節が始まりました。
さて、皆さんは「ミュゲの日」をご存知ですか?
「ミュゲ(mugyet)」とは、フランス語で「スズラン」を意味します。
漢字では「鈴蘭」と書きますが、その字の通り、蘭の花のような質感で、鈴の形をした花が可愛らしいお花です。
別名では「君影草」とも呼ばれ、一説には、葉の陰に隠れるようにひっそりと咲く姿から、その名でも呼ばれるようにもなったと言われています。
ユリ科のスズラン属の多年草(または宿根草)で、独特の甘い香りが漂い、人気のお花です。
花言葉は「幸福の約束」「純粋」「純潔」。
まさにスズランにピッタリの花言葉ですね。
そんな可愛らしいスズランですが、実は毒性であることでも知られています。
特に花や根に多く毒を持ち、スズランを活けた水を誤って飲み、中毒を起こす例もあることから、飾る際にも注意が必要です。
ヨーロッパでは、春が来たことを象徴する花とされ、5月1日を「ミュゲの日」としています。
この日にミュゲの花を贈ると、受け取った人が幸せになれると言われています。
愛する人や家族、また大切な友人にスズランの花を贈る風習は、最近日本でも話題を呼んでいます。
スズランは、丈の短い小さなお花です。
切り花として市販されているものは、長くても20cmほど。
ミュゲの日に合わせて、お花屋さんでは1本単位で販売されるか、小さな花束状になって販売されることが多いようです。
また、鉢物としても出回りますので、鉢で購入されることもお勧めです。
大切に育てて、5月1日に摘んで贈るなんていう贈り方も素敵ですね。
たっぷりの場合はブーケに。
また、季節のお花と合わせて、アレンジしても素敵です。
GWの真ん中の5月1日。
今年は「ミュゲの日」として、大切なあの人にスズランの花を贈ってみませんか?
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フローリスト
フラワーコーディネーター
フラワーショップ『La vie en Fleur』経営。
花教室運営に加えて、親子で楽しむ花のある生活を提案、
通信講座を企画し発信しています。
フラワーアート作家としても活動。
手作り雑貨サイト等で販売もしています。
著書
『花育のすすめ』(三省堂)
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