猫背は肩こり、代謝を落とす原因に!1分で治す簡単ストレッチ

執筆者: 前田まさと 職業:整体師,マッサージ師、パーソナルトレーナー、カンフーインストラクター
はじめに

こんにちは、整体師の前田雅人です。


今回は「ねこ背」についてお話しします。

 

「ねこ背」ってどんな状態?

「ねこ背」とは、一体どういうものなのでしょうか。

 

だいたいの人が読んで字のごとく想像できると思いますが、背中が後ろに曲がってる状態、すなわち背骨が後湾してる状態です。

 

 

ご年配の方のよう…

お年寄りなどは、背中全体が大きく後ろに丸くなっています。
これも猫背ですが、これはほぼ老化現象ですので大なり小なり仕方がない事だと思います。

 

それよりも、若い人の猫背が問題です。
若い人の猫背は、大きく2パターンに分けられます。

 

若者の猫背パターン

まず、腰の前方への生理的湾曲がしっかりしているが、背骨が真ん中くらいから頭方にかけてグッと後湾しているAタイプ。

 

そしてお年寄り同様、背中全体が大きく後湾しているBタイプに分けられます。

 

Aタイプの特徴

まずAタイプは元々、比較的姿勢が良く背骨の生理的カーブもしっかりしていて、俗に言う「スタイルの良い人」です。

 

しかし、デスクワークやPC、スマホなどを長時間使用することで、両肩が前に巻き込んでしまい、肩甲骨が外側に開いてしまいます。

 


頭の位置も前方に来てしまい、首はもちろんストレートネックになってしまいます。
こうなれば立派な「ねこ背」の出来上がりと言えるでしょう。

 

Bタイプの特徴

次にBタイプですが、これはAタイプよりもっと性質が悪く、Aタイプの症状に加えて腰の前腕が減少しており、腰や骨盤も下がった状態のことです。

このパターンは、最近非常に多く見かけられます。

 

西洋人のパターンはAタイプ

ちなみに西洋人はほぼAタイプです。

しかも、もともと生理的湾曲がハッキリしてるので、日本人の比較にからないくらい、背中の頭方3分の2くらいが思いきり後湾しています。

日本人の「ねこ背」は、西洋人に当てはめた場合、標準以内ということになります。
ですから、西洋人を治療するときはこのあたりの見極めが非常に難しいものです。

 

サーファーズパラダイス

私の住んでる町の名前は「サーファーズパラダイス」というくらいサーファーの方がたくさんいます。

サファーの方は、海の上で長く波待ちや上体を反らして行うパドリングをするため、その姿勢が固定化され、Aタイプの猫背の方がたくさんおられます。

「ねこ背」が体に及ぼす影響は
コリや張りによる症状

背中の筋肉のコリや張り、そして首、肩こり、最後は眼の調子が悪くなることが多々あります。

これは、コリが眼周りの筋肉まで引っ張ってしまうために起こる症状です。

 

四十肩、五十肩の症状も

肩の動きが悪くなったり痛くなったり、俗に言う「四十肩、五十肩」の症状がでてきます

 

呼吸が浅くなり、代謝が落ちる

平行して、背中が丸まることで肺を圧迫してしまい、酸素供給量が下がって呼吸が浅くなり、代謝も落ちてしまいます。

代謝が下がれば「痩せにくい体」になってしまいますが、残念ながら現代人には多く見られる傾向です。

 

セルフケア方法は
腰、首、肩を回す

デスクワークなどでしたら。30分に一回は椅子から立って、腰を左右にグルグル回しましょう。

首、肩もグルグル回すことでだいぶ緩和されます

 

バランスボールで反りを

ご家庭でもしバランスボールがございましたら、ボールの上に仰向けで寝て、ゆっくりと背中全体を反る方向にストレッチしてあげましょう。

 

 

腰の前湾の減少してるタイプは、さらにうつ伏せになった状態から上半身を反らし、5分キープすることで、腰にバネ感が戻ってきます。

 

おわりに

基本的に現代の生活をしていたら、どなたでも「ねこ背」になりえますので、日頃からの体のケアやエクササイズが必要です。

鏡などで自分の姿勢をチェックし、エクササイズを継続することをお勧めします。

 

 
 コラムニスト情報
前田まさと
性別:男性  |   現在地:ゴールドコースト  |   職業:整体師,マッサージ師、パーソナルトレーナー、カンフーインストラクター

はじめまして、オーストラリアで整体師をしております前田雅人です。体の様々な症状を西洋人の骨格と比較しながら説明していきます。また文化、風習、生活習慣の違いとも比較して体の問題や悩みを解決していきたいと思います。