日本酒ブーム到来!初心者におすすめする、美味しいお酒の選び方と探し方 (2/2)
色合いに惑わされない
日光が長時間当たった日本酒は、色合いにも変化が出ます。
しかし、銘柄によっては、最初から薄い山吹色や淡い琥珀色をしたお酒があります。
色の付いたお酒=劣化したお酒、ではないのでご注意を。
昔の日本酒は、どれも活性炭による濾過を繰り返し無色透明でした。
そのため、今の日本酒を見て、色がついた日本酒は大丈夫なのか、としばしば誤解されます。
無濾過であったり、熟成過程で色が付いたりもしますので、見た目で劣化しているかどうかの判断は難しいと思います。
おわりに
酒屋の店主をしていた時は、年間に1000種類以上の酒を試飲し、ひたすら美味しい酒を探す毎日でした。
失敗も多くありましたが、驚きや感動の酒にも出会ったものです。
昨今、日本酒は造り方から味わいまで様々なタイプが現れ、一言で説明できない多様性があります。美味しい日本酒を選ぶためには、まず、保存状態の良い物を選びましょう。
そして、ぜひ、色々な日本酒を試してみて下さい。
なお、保存状態に影響する物は「光」以外に「温度」も重要なのですが、それはまたの機会にご紹介します。
感動の一本と出会えますように。
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