日本酒ブーム到来!初心者におすすめする、美味しいお酒の選び方と探し方 (2/2)

執筆者: 井本和宏 職業:元酒屋店主・酒類コーディネーター・飲食店コンサルタント

色合いに惑わされない

日光が長時間当たった日本酒は、色合いにも変化が出ます。

しかし、銘柄によっては、最初から薄い山吹色や淡い琥珀色をしたお酒があります。

色の付いたお酒=劣化したお酒、ではないのでご注意を。

 

昔の日本酒は、どれも活性炭による濾過を繰り返し無色透明でした。

そのため、今の日本酒を見て、色がついた日本酒は大丈夫なのか、としばしば誤解されます。

無濾過であったり、熟成過程で色が付いたりもしますので、見た目で劣化しているかどうかの判断は難しいと思います。


 

おわりに

酒屋の店主をしていた時は、年間に1000種類以上の酒を試飲し、ひたすら美味しい酒を探す毎日でした。

失敗も多くありましたが、驚きや感動の酒にも出会ったものです。


昨今、日本酒は造り方から味わいまで様々なタイプが現れ、一言で説明できない多様性があります。美味しい日本酒を選ぶためには、まず、保存状態の良い物を選びましょう。

そして、ぜひ、色々な日本酒を試してみて下さい。



なお、保存状態に影響する物は「光」以外に「温度」も重要なのですが、それはまたの機会にご紹介します。

感動の一本と出会えますように。

 
 コラムニスト情報
井本和宏
性別:男性  |   職業:元酒屋店主・酒類コーディネーター・飲食店コンサルタント

自他共に認める酒マニアです。酒屋の店長も8年ほど勤めていました。
日本酒・焼酎・ウイスキー・スピリッツ・リキュール・ビール、美味しい酒ならなんでも好きです。
酒屋の店主時代は年間1000種類を越えるほど、ありとあらゆる酒をテイスティングしていました。およそ1万種を越える酒を飲んだ今、解った事は・・・
「酒の世界は深すぎて解らない!」です。

ブログ「うまい酒ブログ」
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