菊の解毒効能・デトックス効果が凄い!食用菊の茹で方と、おすすめアレンジレシピ
秋の空気には夏ほどのパワーはないけれど、疲れを癒してくれるような優しさがあるような気がします。
秋に咲く花も、夏のひまわりのような派手さはないけど、シックな色合いや形が心を和ませてくれますよね。
ススキやおみなえし等、思いつくものはたくさんありますが、やはり代表格は、菊ではないでしょうか。
様々な色や形があり、秋になると品評会が公共施設などで開かれているのを良く見ます。
なんとも美味しそうな色合いです。
せっかくの美しさを語り尽くさないうちに食の話をしてしまい申し訳ないですが、菊にはただ鑑賞するだけではもったいない力が含まれています。
中国では漢の時代から、菊には延命効果があるとされていました。
そしてその影響を受けた日本でも、旧暦の9月9日には重陽の節句を祝い、菊花酒を飲みました。
昔から、菊の効用は世間の人にも知られた事実だったことが分かります。
現在でも漢方では、解熱や目の疲れなどの解消・軽減に菊花のお茶が使用されます。
さらに、菊には解毒作用があるという研究が、株式会社ポーラから発表されました。
菊には、体のなかにある解毒物質「グルタチオン」の産生を助ける成分があるそうです。
確かに、夏の暑さに疲れたあとで菊を食べると、口に入れたときの香りに癒され、気分もスッとします。
科学的にも効用があると発表された今、デトックスとして菊を食べてみてはいかがでしょうか。
菊を料理することは、とても簡単です。
以下の手順を踏んで、菊の香りと効用を食卓に取り入れてみてください。
- 菊の花弁を取り、花芯の周りは二周りほど残します。
- お湯を沸かします。その中に少し酢を垂らして、花弁を茹でます。浮いてくるので、箸などで抑えます。
- しんなりしたら、冷水に入れます。その後、しっかり絞ってください。1パックにたっぷりあった菊も、握りこぶしくらいの量になります。
これで下処理はおしまいです。
どなたにも好まれるのは、下処理済みの菊を三杯酢と和えて、一口か二口分盛り込んだ小鉢だと思います。
しかし、しめサバの上にライン状に飾ってみたり、緑色の葉ものと和えて、ポン酢をかけても美味しいです。
私の密かなお気に入りは、酢飯に菊花を混ぜて、巻き寿司を作ることです。
見た目にも美しく、食べる方も興味を惹かれ、口に入れるとほのかな香りで菊だと分かります。
美味しいのはもちろん、おもてなしの際の話題作りにもなるところが、美しい花の面目躍如といったところでしょうか。
実際に行うと、とても簡単な菊の調理。
効用や菊の持つ美しさを体に取り入れて、素敵な秋を過ごしてくださいね。
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