大きいサイズ、強い香り、鉢花はタブー!お見舞いのお花に関するマナーと贈り方
こんにちは。フラワーデザイナーの高橋綾子です。
体調を崩したり、元気を失くしてしまっている方へ、励ましの気持ちを伝えたい。
そんなときにお花の贈り物はとても役に立ちます。
目で見て、香りを嗅いで、気持ちが癒される。
相手を元気付けられる、そんな贈り物だからです。
では、実際にはどんなお花を選べば言いのでしょうか。
お見舞いの花贈りの心得、ぜひ習得して下さいね。
病気の時は、元気な時と違って、気持ちも落ち込みやすく、心も弱っているものです。
そんなときに贈るお花には、いつもより少しだけ心遣いをプラスしましょう。
こんなところに注意したいポイントを挙げてみました。
ご存知の方も多いと思いますが、入院されている方へ、鉢花の贈り物は基本的にNGです。
病気が「根付く」と考えられているからです。
普段は全く気にしないようでも、病気のときはつい弱気になりがちです。
そんな気持ちを察して、鉢花は敢えて避けるのがマナーです。
病室は意外と狭く、窓も少ないのが特徴です。
相部屋であれば、他の患者さん達もいらっしゃいます。
そんな場所では、匂いのきついお花は避けるのがベターです。
空気の循環が少ない部屋では、時に匂いが息苦しく感じられるかもしれません。
ユリなど、匂いのきついお花は避けた方が良いでしょう。
気持ちを伝えたくて、ついつい大きなお花を贈りたいという気持ちは分かりますが、病院へお持ちする場合には、大き過ぎる物は避けた方が無難です。
個室であれば構いませんが、相部屋の場合には、飾れるスペースもあまりないのが現状です。
相手に気を遣わせることのないよう、あまり大き過ぎない物を持参しましょう。
お見舞いでお花を贈るときには、元気になってもらえるように、優しい色合いのお花を選びましょう。
黄色やオレンジは元気になりそうなイメージで好まれますし、見た目に優しいピンク色のお花もお勧めです。
見ていて優しい気持ちになれる、そんな色合いを想像しながらお花を選んでみましょう。
お花を贈るタイミングについても、気遣いが必要です。
実は病状によっては、病室へのお花の持ち込みを禁じているケースもありますし、想像以上に早く退院される場合もあります。
病状や退院の予定など、近しい人に事情を聞いておくのも大切です。
場合によっては、退院されてから『快気祝い』として、ご自宅にお花を贈っても良いかもしれませんね。
元気をなくしているときに届くお花は、とても嬉しく、心癒されるものです。
ちょっとした気遣いをプラスして、誰かを元気付けられる、そんなお花が贈れたら素敵ですね。
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フラワーデザイナー、フローリスト、ライター
東京世田谷にて2000年に、夫と共にフラワーショップ『evergreen』をOPEN。
店頭、ウェブでのお花の販売のほか、ウェディング、レッスンなど幅広く活動を行っています。
毎日の暮らしに花を取り入れる提案や花合せのコツだけでなく、カラーやインテリア、写真やガーデニングなどなど、毎日の生活をもっと楽しいものにする、そんな情報を発信できたら・・・と思っています。
サイトやブログでも、お花の情報を公開中です!
HP http://www.f-evergreen.com
ブログ http://blog.livedoor.jp/fevergreen/
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