ガーデニングで育てた自家製のお花で、手作りミニブーケをプレゼント!作り方のポイントとコツ

執筆者: 高橋 綾子 職業:フラワーデザイナー/ライター
はじめに

こんにちは、フラワーデザイナーの高橋綾子です。

 

家の庭で綺麗に咲いている花を見て、思わず誰かにプレゼントしたくなることもありますよね。
花を贈るというと、花屋さんでお花を選んで買うという形が当たり前ですが、本来は、自分で育てた庭の花を摘んで贈るというスタイルが普通の時代もありました。

買ったものとはまた違った、心温まるナチュラルブーケを、大事な人に贈ってみませんか?
そんな自宅のお花を素敵に贈る、ちょっとしたコツをご紹介します。

 

摘み取ったら、しっかり水揚げを

花を切り取ってきたら、最初に行う作業は水揚げです。
切り口を鋭利な刃物で斜めに切り、深水に30分から1時間ほど浸けておきます。


特に華奢な草花は、水に浸かる位置より上の部分を、新聞紙などで覆って水揚げするのがお勧め。
花の先端までしっかり水を吸わせておくことが、贈ったお花を長持ちさせる秘訣です。 

 

花だけではなく葉もたっぷり摘み取る

お花だけを摘み取っても、素敵なブーケはなかなか作れません。
花と一緒に摘み取っておきたいのは、たっぷりのグリーン(葉)です。

花は葉っぱがあって初めて育ち、咲くものです。
そう考えると、花とグリーンは1セットと考えるべき。
ナチュラルスタイルのブーケを作る上でも、このグリーンが大きく役立ちます。
主役の花だけではなく、名脇役のグリーンも、同じようにしっかり水揚げをしておきましょう。

 

 

初心者は色数を少なめに

初心者の人は、まずは中心になる色を1色決めて、同系色でまとめるのが無難です。
ピンク系の色合わせは優しい感じになりますし、黄色やオレンジ系の組み合わせは、元気いっぱいの印象を与えます。

同系色の色合わせに慣れてきたら、よりナチュラルなブーケを目指して、たくさんの色をいっぱい散りばめた、多色使いに挑戦してみましょう。
このときも葉っぱのグリーンが、多くの色をまとめる調整役になってくれるはずです。

 

ラッピングやリボンにも一工夫

小さなブーケを束ねたら、ラッピングやリボンにも、ちょっとした工夫を加えてみましょう。
せっかくの自作のブーケをより輝かせるためには、ラッピングは出来るだけシンプルにまとめるのがコツ。

買って用意するのも良いですが、家にある物も上手に利用してみましょう。
綺麗な写真の雑誌のページや英字新聞、取っておいた包装紙などでラッピングしたり、リボン代わりに、麻ひもや綺麗な色の輪ゴムでも良いかもしれません。
シールやマスキングテープを使って、小さなメッセージカードを添えると、より気持ちが伝わりますね。

 

おわりに

自分で作って贈るナチュラルブーケに、特に決まりごとはありません。
ポイントは、大げさにならず、さりげなく仕上げること。

数本のお花とグリーンを合わせただけでも、素敵なフラワーギフトになってくれます。
ぜひ大事な人に、あなたの手で作ったブーケを贈ってみませんか? 

 
 コラムニスト情報
高橋 綾子
性別:女性  |   職業:フラワーデザイナー/ライター

フラワーデザイナー、フローリスト、ライター

東京世田谷にて2000年に、夫と共にフラワーショップ『evergreen』をOPEN。
店頭、ウェブでのお花の販売のほか、ウェディング、レッスンなど幅広く活動を行っています。

毎日の暮らしに花を取り入れる提案や花合せのコツだけでなく、カラーやインテリア、写真やガーデニングなどなど、毎日の生活をもっと楽しいものにする、そんな情報を発信できたら・・・と思っています。

サイトやブログでも、お花の情報を公開中です!
HP http://www.f-evergreen.com
ブログ http://blog.livedoor.jp/fevergreen/