愚痴ばかり言う人への対処法は?建設的な方向へと導く2つの魔法ワード
こんにちは、心理カウンセラーの田中勝悟です。
「愚痴ばかり言う人」は結構多いです。
仕事の愚痴、友達の愚痴、彼氏の愚痴。
愚痴を聞かされてばかりと言う人も、結構多いのではないかと思います。
特に「聞き上手な人」「聞き役に回りやすい人」ほど、愚痴を聞かされることが多いでしょう。
しかし、愚痴ばかり聞かされると、正直うんざりしてしまいます。
「またその話?」と思いながら聞き続けると、ストレスを溜め込んでしまいます。
今回は、カウンセラーとしての経験から「愚痴ばかり言う人」の上手な聴き方、対処の仕方についてお伝えしたいと思います。
愚痴を聞くときに大切なポイントがあります。
それは「愚痴は誰の問題か」です。
当然ですが「愚痴を言う人の問題」です。
仕事や友達や彼氏の愚痴に対して、どう対処して解決するかは「愚痴を言う人」の問題であって「愚痴を聞かされる人」の問題ではありません。
そのため、相手の愚痴を必要以上に真剣に聴く必要はありません。
それは私(あなた)が解決するべきものではなく、相手の問題だからです。
この考え方をアドラー心理学では「課題の分離」と呼んでいます。
まずは、愚痴は誰の問題かを分離することが大切です。
それを意識した上で、相手の愚痴を「どう聴くか」です。
この視点を持つだけでも、愚痴を聞くときのストレスは、かなり低減するでしょう。
愚痴とは、仕事や他人、環境など「変えられないもの」に対する不満を述べることです。
過去と他人は、変えることが出来ません。
変えることが出来ないものを、延々と考え続けるので、グルグルと愚痴を言い続けてしまうのです。
聞かされる人も「どうしようもないこと」を聞くので、ストレスを抱え込んでしまいます。
その上で、次の2つの質問をタイミング良く使うと良いでしょう。
例えば「彼氏が話を聞いてくれない」という愚痴をずっと聞かされ続けても、どうしようもありません。
「仕事が難しくて、自分の力ではどうしようもない。そんな仕事を押し付けるなんて、会社は理不尽だ」と言うことを延々と言われても、恐らく状況は変わらないでしょう。
そんな時に、こんな質問をしてみましょう。
「それで、あなたはどうしたいの?」
「では、どうなったら少しは良くなりそうなの?」
これは、願望をイメージさせる質問です。
変わらないものを延々と言い続けるよりも「どうなればもっと良くなるか」を考えて、実行に移した方がより建設的です。
ただし、すぐに用いると相手は「聞いてくれてない」と不満を漏らすでしょう。
ある程度愚痴を聞いてからこの質問を使うと、相手は「そうだな、どうなりたいのかな…」と、願望について考えることが出来ます。
願望が見えてくると、人は愚痴を話すのではなく「どうしたら良いのか」と、建設的な考えをするようになります。
私達は非生産的な話よりも、建設的な話し合いを求める傾向があります。
「変わらないものへの不満を言い続ける」愚痴は、非生産的です。
それよりも「良い未来」をイメージして、そのために「何が出来そうなのか」という話し合いをすれば、とても建設的です。
建設的な話し合いは、お互い楽しく、活き活きとしたものになります。
例えば「話を聞いてくれない彼氏」で言えば「彼氏が色々な話を聞いてくれるようになると嬉しい」という願望があります。
「そのためには何が出来そう?」と聞いてみましょう。
- 「もっと彼氏が聞きやすいように、工夫した話し方をしてみる」
- 「カフェやファミレスなど、話しやすい場所で聞いてもらうようにする」
- 「『ちょっと話を聞いて』とお願いしてみる」
このように「出来ること」を考えるかもしれません。
愚痴を聞き続けるのは、余程「聞くのが好き」という人ではない限り、至難の業だと思います。
私はカウンセラーとして、愚痴を聞くのではなく、願望をしっかりと聴き、その中でその人が出来ることを、しっかりと聴くようにします。
すると、クライエントの多くが建設的な考え方が出来るようになり、表情も良くなります。
日常の悩み相談でも有効なので、皆さんぜひ活用して下さい。
ただし、すぐに願望を聞こうとする相手は「話を聞いてくれない」と不満を持ちます。
なので、しっかりと愚痴を聞いて、その人が「話し切ったかな?」と思った頃に、質問を投げかけることがコツです。
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病院と学校で心理カウンセラーの仕事をしています。
多くの方の幸せに貢献できるようなカウンセラーをめざし、日々勉強中の身です。
少しずつ、成長しているのかな?と迷いながら前に進んでいるという感じです。そんな中で私が感じたことコラムでお伝え出来ればと思っています。
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