結婚相談所ってどんなもの?婚活中の男女を結ぶ相談所の種類や仕組みを紹介

執筆者: 濱英子 職業:結婚相談所代表 / アドバイザー
はじめに

その昔、近所や親戚、会社にまでも大勢いたと言われる、お節介なおじさんやおばさん達。


適齢期の独身男女の行く末を心配し、縁談を持って来てはあれやこれやとお世話をした、やや面倒でもあり、ありがたい存在でもあった身近な縁結びの神様達が、昨今姿を消しました。

 

「結婚」や「家」に対する考え方や価値観が多様化してきたこと、社会でもセクハラやパワハラに対する警戒心から、安易に結婚という言葉すら出し辛くなってきたこと。

また、そうした中でお世話する側、される側の煩わしさが先に立ち、男女を紹介し辛い環境になったことなどが原因で、結果、結婚難民を増やす一因になっているとも言われています。


そこで存在感を増してきたのが、結婚相談所です。
その存在は昔から知られたところではありますが、最近では婚活の一つのツールとして認知され、気軽に選択されるようになってきました。


とはいえ、未体験の方にはまだまだ厚いベールに覆われた謎が多いこのシステムについて、少しずつご紹介していきたいと思います。

 

 

結婚相談所の種類

まずは、結婚相談所の仕組みについてお話します。

結婚相談所と一言でいっても、その形態は大きく4つに分けられます。

 

  1. 大手データマッチング型の結婚情報サービス(ツヴァイ、オーネット、サンマリエなど)
  2. 連盟加盟型の結婚相談所
  3. お手軽お気軽なネット婚活(Yahooお見合い、マッチドットコム、Twin Cueなど)
  4. 昔ながらの仲人さん

 

連盟加盟型の結婚相談所とは

ここでは「2. 連盟加盟型の結婚相談所」について、詳細をご説明したいと思います。


この手の結婚相談所は、正に昔のおせっかいなおじさんやおばさん達の進化形ともいえるシステムです。
昔であれば、家柄を中心に吟味され、身近な知り合いから持ってくる縁談だけでお話は充分進んだのですが、今やそんな時代ではありません。


一人の仲人さん(結婚相談所)に集まる男女だけでは人数や条件に限界があり、皆さんのご要望には応えきれないため、結婚相談所の有志を集めて「連盟」を形成しています。


一つの連盟は1000ほどの結婚相談所、及びそこに所属する男女の会員さん達で構成されています。

会員数は連盟により異なるものの2万~5万人にも上り、実際のお見合いは所属の相談所の枠を超えてその連盟の中で組まれていくというシステムです。


つまり、同じ連盟を利用しているのであれば、基本的にはどの相談所を経由していてもアクセス出来る会員データベースは同じということになります。

ただし、料金設定やシステムの利用方法等は各相談所に任されていますので、よく確認をする必要があります。

 

 

現在の大手結婚相談所連盟

現在大手連盟と言われるところは、IBJ(日本結婚相談所連盟)NNR(日本仲人連盟)良縁ネットBIU(日本ブライダル連盟)などです。


どの連盟も活動ルールや流れ等はほぼ同様ですが、構成する相談所や会員達はそれぞれ異なり(一部重複もあり)、独自のカラーを醸し出しています。


各結婚相談所は、一つもしくは複数の連盟に加盟することにより所属の会員さんにお見合いや円滑な交際を促し、入会からご成婚までをお世話をしていくことになります。

 

おわりに

いかがでしたでしょうか。

今回は結婚相談所とは一体何か、ということについてご案内いたしました。


次回も、結婚相談所のあれこれについてご紹介していきたいと思います。

結婚に興味のある方はどうぞお楽しみに!

 
 コラムニスト情報
濱英子
性別:女性  |   職業:結婚相談所代表 / アドバイザー

結婚相談所 ブライダルブリッジ
代表 / アドバイザー
http://www.bridalbridge.jp/

東京都新宿区、杉並区で結婚相談所を運営しております。
お一人お一人違うタイプの会員さんをどうサポートできるのか?今何を求められているのか?を敏感に感じ取りながら、皆様のご成婚を信じて日々奔走しております。