「女性の年齢=クリスマスケーキ」理論が驚異の進化!結婚したくない、しなくていい…結婚適齢期ってなんだっけ? (1/2)

バブル時代の結婚適齢期は、おおよそ25歳前後。しかし晩婚化の現在では30歳前後。結婚したくない、しなくていいなど、恋愛観の変化や女性の社会進出に伴い、あの都市伝説にも変化が出てきているようです。

執筆者: 鈴木愛乃

 



それは、バブル期の遺産ワード…

 

「女の年齢=クリスマスケーキ」という理論をご存じでしょうか?

 

バブル期を生きた年代の方々ならお馴染みのこのルールですが、どうも現代になり、意外な進化を遂げてきているようです。

 

「女の年齢=クリスマスケーキ」理論とは

 

 

女性の年齢をクリスマスケーキに例え、女性の結婚年齢を揶揄した表現のことです。

 

24歳(24日)

クリスマスイブ(24日)に食べるケーキへなぞらえた喩え。

美味しくて新鮮で、予約をしていた人たちが受け取りに来る定価販売商品です。

 

25歳(25日)

クリスマス当日(25日)に食べるケーキへなぞらえた喩え。

当然ながら定価販売で、まさに結婚適齢期ということです。

 

25日が終わるギリギリになると、少し値引きや半額になることも。

 

26歳(26日)

クリスマス後に売れ残ったケーキへなぞらえた喩え。

お金を掛けられない人、節約志向の人は、敢えてクリスマス翌日に値引きされたケーキを買うことから、一部の男性からのオファーは望める状態です。

 

27歳(27日)~30歳(30日)

クリスマスケーキのシーズンではないので、男性からのオファーはそうそう期待できず、「商品価値」は低いものと考えられていました。

 

 

この現代じゃ、死語?いまだに生き残ってる?

この理論を知らない世代も多いように、もやはこのクリスマスケーキ理論は死語となりつつあります。

 

男尊女卑理論と言われることも…

まだ女性の社会進出が進んでおらず、OLの業務といえば総務や経理、お茶出し、コピーなど、男性の補助的な仕事がメインであった時代、やや男尊女卑の思考も滲んだ理論です。

 

現代で大っぴらに公言することは女性の反感を買うどころか、男女差別と非難される危険性も大きいこの考えですが、どうも現代では内容が進化し、新たな理論へと変化しているようなのです。

 

結婚年齢は30歳へ近づく一方である

厚生労働省から発表された「平成26年(2014年)人口動態統計」における平均初婚年齢の年次推移 [平成26年(2014年)]によると、初婚年齢の平均は以下のように変化しています。

 

平均初婚年齢の年次推移 [平成26年(2014年)]

 

表からも分かるように、結婚する年齢が25歳どころか30歳へ近づいており、もはや「クリスマス」時期の美味しいケーキをあてはめることは難しくなっています。

 

そこで登場した新しい理論が「年越しそば理論」です。

 

「年越しそば理論」へと変化!

タイトルからも分かるように、クリスマスケーキではなく今度は年末に食べる「年越し蕎麦」になぞらえて、結婚適齢期を30~31歳へシフトした考え方です。

 

 

ケーキより重くない!

洋菓子であるケーキより胃に重くなく、疲れている年末でもじんわり身体に染みわたる、健康志向の蕎麦。

 

30歳前後の男性には、美味しくてフレッシュなケーキはすぐに胸やけする(飽きる)けれど、身体を労わる蕎麦だと、するすると胃に入ってくるという意味合いも混じっているようです。

 

新年になるとまったく価値が…

しかしこの理論、残念ながら31日を過ぎると「年越し蕎麦」ではなくなるため、31歳を過ぎた女性の「市場価値」は加味されていないようです。

 

そこでまた新たな理論が登場しました。

 
 

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