おうちヨガ・ピラティスでじんわり脂肪燃焼!ダイエットに効果的な簡単ストレッチポーズ6選

執筆者: 美宅玲子 職業:美姿勢インストラクター
はじめに

薄着になる季節は特に気になる「ダイエット」

 

ダイエットを阻む原因は、以下のようなものがあります。

 

  • ストレス(代謝が下がる、血流が悪くなる、イライラ食いをする)
  • 冷房による冷え(代謝が下がる、血流が悪くなる)
  • 運動不足(代謝が下がる、血流が悪くなる、イライラ食いをする)
  • 食生活、生活リズムの乱れ(自律神経のバランスを崩す)

 

ストレスに対処・解消し、血流を良くし、代謝を上げるために役立つポーズを紹介します。

 

イライラを沈め、代謝を促進する腹式呼吸

 

足首回しと共にコラムで何度も登場していますが、それだけ基本的で万能・手軽な方法です。


イライラする時に優位になりがちな交感神経の働きを和らげ、代謝を促進する副交感神経が働き始めます。
また、脂肪を燃やすには水と酸素が必要です。


同じ運動をするにしても、呼吸を深く整えた方が多くのカロリーを消費し、脂肪が燃焼されます。
その意味でも深い腹式呼吸はお勧めです。

お腹をリラックスさせて、ゆったりと呼吸する時に風船のようにお腹が膨れたり、凹んだりするように意識しましょう。

代謝を活性化する足首回し

 

足首周りには代謝を活性化するポイントがあります。
大きく丁寧に、100回でも200回でも、出来る時に回してみましょう。

 

代謝を整え脂肪を燃焼する首のサイドストレッチ

 

首には代謝を整える甲状腺脂肪を燃焼させる褐色脂肪細胞があります。
気持ち良く伸ばす刺激で、流れを良くし、働きを高めてみましょう。

片腕を背中の後ろへ回し、反対側から手先を横へ引っ張ります。
手先を引っ張った側へ首を倒し、首の横を伸ばします。
頭を前後に転がして、首の側面の前から後ろにかけて、満遍なく伸ばしましょう。

 

コリをほぐし老廃物を流す体側伸ばし

 

体側部分にも、代謝を促進し、脂肪を燃やす褐色脂肪細胞があります。


また、体側を伸ばすと腕の動きが良くなり、肩こり解消、腰や背中の張りを和らげることも出来ます。
脇が伸びることで、リンパの流れも良くなり、老廃物の滞りがすっきりと取れやすくなります。

お尻を両方しっかりと床に付けた状態で、片腕を持ち上げ、反対側へ風になびくように動かします。
ある程度気持ち良く伸びる場所でキープしながら、痛みが和らぐまで、深呼吸を繰り返します。

 

肩甲骨寄せ・離し

 

 

肩甲骨の間にも褐色脂肪細胞があります。
肩こり、猫背解消にもなり、ストレスの溜まりにくい心身を作ります。

  1. 両腕を後ろへ回し、手を組んで後ろの下方向へと引っ張ります。
  2. 出来るだけ肩を後ろへ引いて、肘を伸ばします。
  3. 肩甲骨を寄せて、深呼吸を繰りかえし、じんわりと温かくなるまでキープします。
  4. 両腕で丸を作るようにして、前で手を組みます。
  5. みぞおちと手のひらを前後に引き離すようにしながら、腰から背骨を後ろへ丸めます。
  6. 深呼吸をします。

 

先ほど寄せた肩甲骨の間が十分に広がり、さらにほぐれて温かくなるまでキープします。

内ももとお尻痩せのプリエスクワット

 

足腰には、全身の70%の重量の筋肉が集中しています。


筋肉は、じっとしていてもカロリーを消費してくれる基礎代謝を担う重要な燃焼工場です。
そんな大切な脚の筋肉ですが、一般的に特別な運動をせずに30歳を超えると、年に1%ずつ減っていくと言われています。


脚の筋肉を維持し、若返りの代表的な筋肉である内ももとお尻をメインに鍛えられるスクワットを紹介します。

  1. 両脚を肩幅以上に開き、つま先を外へ向けます。
  2. 両膝をつま先と同じ外側へ曲げ、腰を落とします。
  3. 両膝は90度以上は曲げなくて構いません。
  4. 膝がつま先を超えて90度以上曲がるようでしたら、足幅を広くします。


尾骨を真下へ、骨盤から背骨は垂直に起こしたまま行います。
ゆっくりと呼吸に合わせながらスクワットを繰り返します。

 

特に立ち上がる時に内ももとお尻が締まることを意識します。
正しいフォームで出来る回数を行いましょう。

 

おわりに

どのエクササイズも、一日の初めやウォーキングなどの運動の前のウォーミングアップとして行うと、代謝の高い状態をキープ出来るのでより効果的です。


皆さんの健康的なダイエットのお供になることをお祈りいたします。

 
 コラムニスト情報
美宅玲子
性別:女性  |   職業:美姿勢インストラクター

ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター。
東京学芸大学教育学部卒。中学から大学まで陸上競技(100mH、走幅跳)に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生であろう」という無理を重ね、うつ状態のため2年半後病休を取る。
2004年に趣味で通っていたスポーツクラブに転職し、ヨガ・ピラティスと興味ある分野を活かせる仕事のおかげで心の病と腰痛を克服する。ストレスの多い日常でも心身の調子を整えられる素晴らしさを伝えるため、2008年に独立しフリーインストラクターとなる。
現在、首都圏のスポーツクラブ、自治体、公共施設でのサークルや個人のレッスンを受け持つ一方、外ヨガイベント、健康コラボイベントの企画実施、雑誌監修、コラム連載、DVD発売も行う。日々更新するHP、ブログ、YouTubeのエクササイズ動画も好評である。
HP「インストラクター美宅玲子 Re pure BODY」 http://mitakureiko.com

 

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