こんにちは、手相学研究家の寺島みさおです。

指先はとても神経過敏な部位です。

ほんの少しささくれができても、とても痛いですね。

｢指先に行けば行くほど、脳と繋がっている｣と書かれた医学書を読んだことがあります。
皆さんご存知のように、脳には右脳と左脳、二つの脳が存在し、それぞれ司る事柄が違っています。
　

今回は脳と左右の手相の関係についてご紹介します。

左右の手の捉え方は手相占い師さんによって様々です。

手相には古い歴史があることは前回のコラムでご紹介しました。

今日に至るまでに、色々な説が伝えられたことは、想像出来るのではないでしょうか？

西洋の文献を読むと、ほとんどの書物に｢左脳は右手に、右脳は左手と繋がっている｣と書かれています。

私は医学者ではありませんので、これが正しいかどうかは分かりません。

しかし、多くの手相鑑定をした経験から、この説は正しいのではないかと感じています。

左脳と繋がっている右手には自覚している行動パターンや思考パターンが、右脳と繋がっている左手には、情緒や心模様・感性・気付いていない潜在的な可能性などが記されていると読んでいます。

左右の手相が全く同じ人はいません。

生まれたばかりの赤ちゃんでも、左右の手相が違っている場合が多く見られます。

このことから、左手には運命が、右手には実際に生きる人生の奇跡が描かれているのではないかと考えることも出来るでしょう。

ここで気を付けていただきたいのは、左手も右手も、その手相はどんどん変わっていきます。

運命や人生が、生まれた時から決まっているとは言い切れないということです。

さて、右手には意識（実際の行動パターン）、左手には情緒や心・潜在的なことという読み方をした時に、その違いが意味することは何でしょうか？

実際の行動と心が違っているということは、以下の場合が当てはまります。

• 左手に記されている、本来の姿や心を出すことが出来ない。
• 左手に記された本来の自分を、自らの意思で変えている。

いずれの場合も、生き辛さを感じている状態といえるのではないでしょうか。

左右の手相を一つひとつ紐解くことで、まだ気付いていない潜在的な可能性を知ることができ、どこに生き辛さを感じているのかを探ることが出来るのです。

ここで問題になるのは、左利きの人です。

今は右利きでも子供の頃は左利きだったという人もいらっしゃいます。

左右の手相の違いは、カウンセリングをする上でとても重要なポイントです。

そのため、私の場合はカウンセリングの本題に入る前に、左右の手相を見比べながら入念にお話を聞かせていただいています。

多くの場合、左利きの方は左右の手相の意味することが逆転しているようです。

左右の手相の違いと言われても、漠然としていて、どこを見れば良いのか分からないですよね。

類似しているのか違っているのか判断するのも難しいですね。

違いを見るときのポイントをいくつかご紹介しましょう。

• 手の大きさ
• 手のひらの形
• 指先の傾き状態
• 感情線・知能線・生命線の太さと向かっている方向

他にも見所は満載ですが、まずは上記の4つのポイントを比べてみて下さい。

手相が脳と繋がっているとすると、モノの考え方や感じ方、行動パターンを変えると手相も変わるということがお分かりいただけると思います。

脳を使うと手にそれが現れてきます。

つまり、たくさん感じたり、たくさん考えたりすると、どんどん線が出てきます。

くよくよ悩んだり心配事が多いと横線が、前向きにポジティブな姿勢の人は縦線が出てきます。

さて、あなたの手相はいかがですか？

横線が多いようでしたら、少し心を休める時間が必要かもしれませんよ。