コミュニケーション能力が低いと思われる原因は?会話スキルを向上させるたった2つのコツ -観察と洞察の効果的な使い方-
考動型営業育成トレーナーの竹内慎也です。
コミュニケーションはスキルですから、磨けば上手くなると考えられます。
スキルは上達するものです。
しかし、中には、いくらやっても感覚が掴めず上達しない方もいらっしゃるのです。
実際、コミュニケーションのセミナーや研修をしてもこのような事例は時々あります。
それはなぜかというと、とても大切な答えが1つあります。
それは「しっかりと相手を観察・洞察しているか」です。
しっかりと相手を観察・洞察すれば、どういうコミュニケーションを取れば良いかが何となく見えてくるようになります。
また、コミュニケーションを磨きたいと考える方の多くは、コミュニケーションの機会を避けてきた傾向があります。
その場合、スキルよりもこのような「観察眼」「洞察眼」が付いていないことが多いのです。
「観察眼」「洞察眼」は普段から行えるトレーニングをすれば身に付きます。
今回は、そのための3つのポイントをご紹介します。
話す前、会う前に「相手はどんなことで悩んでいそうか」「どんなことが好きなんだろうか」と想像する習慣を付けます。
その内容は別に何でも構いませんが、ビジネスであればそれに関連した内容が望ましいでしょう。
想像した内容の答えが当たっているかどうかは全く問題がありません。
まず、想像・想定をするということが極めて大事なのです。
その中で観察力は磨かれていきます。
事前に想定をしたことに対しての評価を行います。
この評価では「当たっていた」「当たっていない」という事は一旦忘れて下さい。
「どのような人だったか」ということをしっかりと振り返ります。
これも振り返ることを通じて観察力が身に付いていきます。
誰しも「良い感じで話せた」と思うことはあると思います。
その時は、どのような話をして、どのポイントでその人が喜んでいたか等の点を、後で振り返って下さい。
必ずしもパターン化はできませんが、少なくとも上手く出来た成功体験は再現することが出来ます。
どのようにして上手くいったかを明らかにしておきましょう。
また、それを発展させることにより「そこで行った会話は、どういう人に喜ばれ、どういう人は関心がなさそうか」といったことも想定出来るようになるでしょう。
いかがでしたでしょうか。
以上3点をしっかり行っていただければ、観察する力、洞察する力はより強化されていきます。
もちろん、コミュニケーションスキルはこれだけではございません。
しかし、コミュニケーションの上達の大きな一歩となるため、是非身に付けてみて下さい。
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大学卒業後、DJとして活動するも挫折。1年出遅れ、リフォーム訪問販売会社に入社するが、結果は出ず売れない社員となる。その後、ベンチャー企業への出向や、ECビジネスの新規事業に関わるも挫折し退職。
何もやることのない状態の中、 たまたま家にあった物をネット販売し売れたのをきっかけに、ネットショップ開設、アフィリエイトで月収120万円を達成。しかし半年後、有頂天の反動により急激に売り上げが下がり、断念する。
その後、株式会社インテリジェンスに転職。この時、「絶対にトップセールスになる」と誓い、翌年新人賞を獲得。さらに年間トップセールスに輝き、全国での入賞の常連となる。また、管理職に昇進後は、チーム・グループ単位でも連続入賞するなど個人でなく組織での業績貢献をする。
2009年、個人でセミナー・異業種交流主催団体「ファーストクラス」を会社勤めのかたわらスタートし、1年間で1000名以上を集客する。
2010年退職。フリーで研修講師として「質問力と仮説構築力・行動設計強化」の研修を実施。
2011年、法人営業研修会社「ウィルスキルアソシエイト株式会社」を設立。
代表取締役に就任し、 営業研修・階層別研修・業界特化研修・コンサルティングを開始。毎日講演を目標に、苦労体験から営業、コミュニケーションまで幅広いジャンルを持つ。現在は年間研修150回以上実施。
過去に開かれたセミナーの満足度は累計で98%に達している。
2012年6月に初の著書非エリートの思考法
を出版。若手、中堅、初級管理職の育成も手掛ける
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