仕事(職場)で叱られた時、怒られた時の上手な対応法!精神的ダメージを和らげ、恐怖心やストレスに打ち勝とう
お仕事をしていると、どうしてもミスをして怒られたり、叱られたりすることがありますよね。
人によっては毎日怒られてばかりというパターンもあるかもしれません。
そういった時、もう凹んでしまった…泣きそうだ…そんな想いが心をよぎるのではないでしょうか。
出来ることなら心を強く持ち、その場に臨みたいものですよね。
今回は仕事で叱られた時、どういった対応をすべきか、どうやったら凹まないかという社会人の必須テクをご紹介したいと思います。
まずは反論をせず、黙って話を聞きましょう。
たとえ自分が正しいと思っていても、ひとまずその気持ちをぐっと堪え、話を聞くのです。
怒られ始めていた時は「なんだよ、勘違いして怒って」などと思うかもしれませんが、最後まで話を聞いていくうちに自分の中の固定概念が外れ、広い視野を持って物事を見ることが出来るかもしれません。
広い視野で見た時、怒られる原因となった事象を思い返してみると、怒られた原因が分かります。
また、反論をしても事態が良くなる可能性は限りなく低いです。
理不尽なことで怒られていたとしても、大人しく聞いておきましょう。
あなたがわざわざ反論しなくても、理不尽なことを行う人には周囲からの批判が集まり、ペナルティを受ける筈です。
同じことを何度も聞くのはよくありませんが、この際、分からない部分は怖くても聞いてしまいましょう。
聞かないことで新たに怒られたり、事態が悪くなったりするかもしれません。
また、たとえ同じことを聞きたいということであっても、聞かないで失敗し、怒られるよりはマシです。何度も聞いて申し訳ない旨と、次回は忘れないようメモを取りつつ聞きましょう。
聞いていて分からない部分をそのままにし、分かった素振りで話を聞くと結局その内容は分からないままです。不明点は逐一聞いていくしかありません。
「ありがとう」は本当に良い言葉です。
怒った側も怒りたくて怒ったわけではないので、「指導」をしてくれたのだと感謝をし、その気持ちを伝えましょう。
相手の気持ちに立った対処法です。
感謝の言葉は「怒った側」の罪悪感を払しょくし、「怒ったことに対して嫌われたりしないかな」等といった不安を吹き飛ばして相手を安心させる効果があります。
ただ感謝を伝えただけだと、反省していないと見なされる可能性がありますので、しっかり謝罪と反省をした後、「ご指導頂きありがとうございます」と伝えましょう。
怒られた後、席に着き通常通り仕事をするのは至難の業です。
泣きそうになっているかもしれませんし、平常心を装っていても頭の中は真っ白なことが多いと思います。
そういう時は、状況が許すならその場から離れてしまいましょう。
トイレや、廊下などであれば咎められる可能性は低いでしょう。「怒られた現場」から離れ、少し冷静になれる場所へ行くのです。
こうした行動は「逃げ」と思うかもしれませんが、「退避行動」は悪いことではありません。
心の回復を素早く行うため必要な行為であると、自分に優しくすることです。
「逃げ」とは、そのまま職場へ戻らなかった時のことを指すのです。
心のエネルギーをただでさえ失っているのです、自分で自分をさらに責め立てても意味はありません。
反省することは大切ですが、得てして人間は激しく怒られると自分を責めてしまう傾向にあります。
こういう時は、次のように考えましょう。
- そのままの自分でいい(=「怒られないようにしなきゃ」という強迫観念に囚われると、パフォーマンスを発揮できません)
- 死ぬわけじゃない(=いくらなんでも殺されるわけではありません。一番最悪だとしても解雇されるだけです。仕事は探せば必ず見つかります)
- こんなこともある(=人生長いのだから、そんな中で一瞬怒られたくらいで何だという気持ちが貴方を支えます)
- 皆、失敗する(=失敗をしない人間はいません。それがどんな偉大な経営者であってもです)
「甘え」ではなく「自分を受け入れる」こと。心の平安を作りだす秘訣です。
間違ったやり方で怒られたのであれば、やり方を再度聞いてメモを取り、同じミスを繰り返さないようにしましょう。
目標達成出来なかったことで怒られた場合は、なぜ達成出来なかったのかをきちんと分析し、それをカバーする案を考えることによって心の余裕が生まれます。
また、分析する際は感情を入れず冷静に事象だけに視点を向けましょう。
感情が入ると「皆に迷惑を掛けた」「自分は能力がない」、「この仕事向いていないかも」などを考えてしまいます。
マイナス心理になるとミスを繰り返してしまうので、引きずらず「分析」を行いましょう。
一番悪いのは「怒られるから何もしない」という思考になってしまうこと。
社員がそのような発想になってしまうのは会社として大きな損害ですし、怒られるのが怖いからと重大な情報を隠していることはさらに大きな事件へと繋がります。
怒る側も「うまく怒る技術」を身につけなければなりませんが、怒られる側も心的ダメージを最小限に抑え、明日からの糧にしていく努力をしなければなりません。
仕事をしていく上で怒られるのはよくあることです。
怒られないことに時間を割くより、怒られた後の対応策をうまく行うことが、結果として「怒られない」ことへと繋がっていくのです。
|
|
|
|