正しい歯磨きの仕方と順序 -磨きにくい歯と歯の間も綺麗に磨く方法-
こんにちは、吉本歯科医院の吉本彰夫です。
歯の磨き方2回目です。
歯科医院でされるとお得な質問は以下です。
「私の口の中はどこに汚れがついていますか?」
「どこの部分の汚れが落ちていないですか?」
「どのようにすればその汚れを落とすことができますか?」
そのような質問をされれば、きっと優しい歯科衛生士さんが丁寧に教えていただけることでしょう。
自分自身で磨けている場所は、今までの磨き方でも何の問題もありません。
問題は、今磨けていない部分です。
今、毛先が届いていない場所、それはどこなのか?
その場所を知るということが大事なのです。
個人差があります。左右差があります。
前回は、磨き残しが多い場所として歯の付け根を紹介しました。
今回は、もう一つ代表的な磨けていない場所、歯と歯の間を紹介します。
イメージしてみて下さい。
満員電車に乗っていてカバンが人と人との間に挟まった時、カバンをひょいと簡単に取れますか?
取れませんね。
本来は歯と歯は隣同士、上下同士でおしくらまんじゅう(押し競饅頭)のようにお互いに支えあっています。
本来は、歯と歯の間は強い力が掛かって物が詰まりにくくなっています。
歯と歯の間は強い力が掛かっています。
そのため、実はすごく汚れが取れにくいのです。
歯ブラシがキチンと当たっているにもかかわらず汚れが取れないのです。
食べかすや汚れ、バイ菌は、いったん挟まると非常に取りにくいのです。
歯と歯の間の汚れを取るにはフロス、いわゆる糸ようじのようなものを使用しなければ取れません。
どんなに歯ブラシをしっかり当てても、時間を長くかけても、ブラシを力強く当てても取れないのです。
歯と歯の付け根の隙間が大きく開いている場所がある方は、「歯間ブラシ」を使います。
隙間が大きいと、その分塊も大きくなってしまいます。
歯と歯の隙間に詰まった大きな塊は歯間ブラシで取りましょう。
最後に、歯と歯の隙間の汚れがきちんと取れる歯磨きの順序を紹介します。
まずは歯と歯の接する部分の汚れをフロスで取ります。
先ほども述べましたが、フロスでなければ汚れを取ることができません。
歯と歯の間にある大きな塊は歯間ブラシで取ります。
「自分はどこの隙間が大きいのか」「どのサイズを使用すればいいのか」は、一度歯科衛生士に聞いて把握しておきましょう。
それぞれの部位で歯間ブラシのサイズが違うのです。適切なサイズでなければ効果が期待できません。
スコップで車両用のトンネルを掘るのは難しいですよね。
サイズが適切でなければ十分な効果が期待できません。
そして最後に歯ブラシ(音波ブラシ)で全体を磨きます。
この順番は非常に大切です。
例えば、部屋を掃除することをイメージしてみてください。
ほうきで順番に履いていきます。
タンスと壁の間に細い隙間がありました。
ほうきでは奥まで届かず、タンスを移動させることもできません。
一番簡単に取る方法は、力強く空気を吹きかけ埃を舞い返らせることです。
しかし今、その空気を吹きかける入口に何か大きい石か岩があったら、空気を吹きかけても岩があるせいで跳ね返されてしまいますよね。
塊というものが邪魔している場合には空気が届かないのです。
まずはその塊をしっかりと除去し、それから細かい汚れを取るということが大事です。
そのため、正しい歯磨きの順番は、「フロス」→「歯間ブラシ」→「歯ブラシ(音波ブラシ)」となるのです。
「フロス」で歯と歯の間の窮屈な部分→「歯間ブラシ」で大きな塊→「歯ブラシ(音波ブラシ)で細かな汚れを吹き飛ばす」の順でなければ、顕微鏡でなければ見ることのできない小さな小さなバイキンを減らすことができないのです。
歯周ポケットという深い溝がある方には、手用ブラシで磨くには限界があります。
どんなに手用ブラシを丁寧に当てても汚れを取れません。取りきれないのです。
無駄です。
手用ブラシで磨こうと努力するより、音波ブラシを使用するべきです。
その理由は次のコラムでご説明しますね。
いかがでしたでしょうか。
歯と歯の間は汚れが溜まりやすく、歯石を作られやすい場所です。
ぜひ正しい磨き方で汚れを落としてください。
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どうにかして、あなたのその歯の苦労をあなたの人生から取り除いてさしあげたい。
吉本歯科医院は「噛み合わせ(咬み合わせ)のバランス」を専門に独自の歯科治療システムであなたの夢を現実にします。香川県高松市開業。
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そして私どもの考え方に共感し、ご理解いただける患者さまにどうぞお越しいただきたいと考えております。
香川 高松 吉本歯科医院 院長 吉本彰夫
吉本歯科医院 院長
吉本彰夫
私どもの理念は
「生涯ご自分の歯でものを噛むことができる」しあわせを手に入れて頂くお手伝いをする、ということです。
おそらくあなたさまが歯科医療に対して持っておられる常識とはまったく逆のことを行なっております。
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これが私の開業以来からのゆずれない信念です。
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