血糖値の急上昇はダイエットの大敵!対策方法・おすすめの食材とは?
血糖値が急上昇すると、脂肪がつきやすくなり、太りやすい・痩せにくいからだになります。血糖値の上昇を緩やかにする対策方法や、食事の注意点、血糖値の急上昇を抑えるおすすめの食材を、医師・管理栄養士に伺いました。
「糖質オフ」や「食後の血糖値の上昇を防ぐ」こんな言葉をよく目にする機会が増えてきました。
そもそも血糖値が高いと、どのような問題が起こるのでしょうか。
臨床栄養実践協会理事長の足立香代子先生に、血糖値の急激な上昇を防ぐ対策方法を伺いました。
一般的には、空腹時の血糖値が100mg/dL未満が正常だと言われています。
しかし、空腹時の血糖値が正常であっても、食後1時間の値が180mg/dL、2時間の値が140mg/dLを超えてしまうと、隠れ糖尿病境界型「食後過血糖」の可能性があるとのこと。
「食後過血糖」を放置してしまうと、約数年~10年後には、空腹時の血糖値が上昇することが判明しました。
食後だけでなく空腹時の血糖値が高くなると、糖尿病になる危険性が高くなります。
さらにそのままの状態だ長く続くことで、ガンや心疾が患、脳血疾患、認知超を発症してしまうケースも。
人間のからだは、食べ物を食べると血糖値が上昇します。
その際に、すい臓がインスリンを分泌し、血糖値を下げようとします。
・血中の糖を、エネルギーとして消費するのを助ける働き
・消費しきれずに残った糖を、脂肪細胞に運び貯えさせる働き
しかし、血糖値が上がりやすい食べ物ばかりを食べたり、「食後過血糖」が続くことで、インスリンが大量に分泌され、消費しきれない余分な糖が脂肪としてどんどん蓄積されてしまうのです。
結果的に太りやすい体になってしまったり、ダイエットがなかなか成功しなかったりと、悪循環につながってしまいます。
血糖値が上昇するのは通常のことですが、ポイントは食事中の血糖値を緩やかに上げること。
血糖値の上昇を緩やかにする働きをもつ食材を食事にプラスすることが、簡単にできる対策方法の1つです。
・舞茸
・豆腐
・アボカド
・ナッツ類
足立先生のおすすめは「舞茸」。
舞茸はキノコの中で最も栄養素が豊富で、舞茸のみに含まれている「マイタケβグルカン」が血糖値の急激な上昇を抑制してくれるそうです。
ダイエットのために食べるものを制限する方って多いですよね。
定番のダイエット食材として名前が挙がるあの食材、間違えた認識で食べている方も多いのではないでしょうか。
・鶏ささみ
・白身魚
食べごたえがありながら低カロリー、高タンパクな食材として有名ですよね?
しかし、糖質や脂質の代謝に必要なビタミンB1、B2があまり含まれていないため、間違えた食べ方では余分な糖を消費しきれず脂肪となって蓄積している可能性があります。
・舞茸
・赤身肉
・キウイ
舞茸のみに含まれている「マイタケβグルカン」が、インスリンの分泌を緩やかにし、血糖値の上昇を緩やかにしてくれます。
赤身肉には、糖質や脂質の代謝を助けるビタミンB1、B2が豊富に含まれています。
キウイには水溶性食物繊維が豊富に含まれており、腸内環境を整えてくれることで代謝アップにつながります。
食後に血糖値が急激に上昇しないようにすることで「食後過血糖」を抑え、糖尿病や様々な病気を防ぐことはもちろん、余分な脂肪が蓄積することを防ぎ痩せやすい体になることがわかりました。
足立先生によると、健康にもダイエットにも効果的な食材は、ずばり「舞茸」。
ごはんや麺類を食べる前に舞茸を50g(約0.5パック)を目安に食べることで、血糖値の上昇が緩やかになり、食物繊維の噛みごたえのある食感が早食いを防止してくれるとのことです。
▼簡単「舞茸レシピ」をご紹介!
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