首都圏の「混まない電車」はどこ?乗車率100%は"空いている電車"枠らしい
朝の通勤時間帯に、乗車率が低い、混雑しない首都圏の電車とは?東日本の「JR」「地下鉄」について、空いているランキング1位~3位を紹介。毎日毎朝の満員電車で疲れたくない人は、引っ越しの参考にしてみて。
首都圏における電車の「高い乗車率」は、しばしばよく取り上げられます。
人口が密集する首都圏の抱える問題点のうちの一つだと言えるでしょう。
ただ、首都圏といっても、「混みあう電車」があるように、「混みあわない電車」も必ずあるはず。
そこでここでは、東日本の「JR」「地下鉄」にわけて、それぞれ乗車率の少ない電車をご紹介します。
なお、「乗車率(混雑率)100%」は、国土交通省によると次のように定義されています。
定員乗車。座席に着くか、吊革に捕まるか、ドア付近の柱に捕まることができる。
つまり、乗車率100%は、座席はいっぱいで座れないかもしれないけれど、空間スペースとしては、まだ余裕がある状態と言えるでしょう。
JRの場合、3番目に乗車率が低いところは、「仙山(作並→仙台)」と「越後(吉田→新潟)」の路線です。
この2つの乗車率は、同列で113パーセントです。
続くのが、「白新(新発田→新潟)」の路線。
これは111パーセントとかなり少な目です。
東日本のJRで唯一乗車率が100パーセントを切るのが、中央緩行の代々木→千駄ヶ谷。
これが93パーセントです。
ちなみに、中野→新宿の中央快速は、倍以上の188パーセントもの乗車率を誇ります。
地下鉄はさらに混みあいます。
3位に位置するのが、横浜市のブルーライン(三ツ沢下町→横浜)の路線で131パーセントです。
つづく2位は、東京地下鉄東西線の高田馬場→早稲田。
これが126パーセントです。
一番混みあわない電車は、浅草線の本所吾妻橋→浅草なのですが、これですら、乗車率は120パーセントに達しています。
関東圏の地下鉄は、なかなか過酷と言えるでしょう。
やはり地下鉄やJRは混みあうということがわかります。
特に朝の通勤時間は、過酷といってもいいほどです。
そこでお勧めなのが、「民鉄の通っているところに住む」ということ。
首都圏では、民鉄も基本100%を超えており混みあうことは混みあいますが、JRや地下鉄ほどの乗車率にはなりません。
これらが通っていて、かつ目的の駅が会社と近いのならば、これを基準に部屋選びをしてもよいでしょう。
ただし東急や小田急線など、JR顔負けの激混み線もありますので、そこは避けたいですね。
部屋を選ぶとき、「1時間くらいならなんとかなるだろう」とついつい甘い見通しをしてしまいがちですが、それが毎日続くということを考えれば、「乗車率の低い電車が通っているところに住む」というのも、立派な選択肢のうちの一つだと言えるでしょう。
参考資料 国土交通省 ホーム>オープンデータ>統計情報>鉄道関係統計データ「混雑率データ(平成27年度)」http://www.mlit.go.jp/common/001139448.pdf
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