大人でもできる、背を伸ばす方法。「背が高い、低いは遺伝」と諦めないで!
背を伸ばしたい!背が高い低いは遺伝による要素が大きいと言われていますが、取り組むスポーツや姿勢によって変わってくる部分もあるようです。実際、「大人になってからでも身長が伸びた」という人が多数いるピラティスなどから、背を伸ばしやすくするコツを学びましょう。
こんにちは。美姿勢インストラクターの美宅玲子です。
背が高い人には「ご両親も背が高いの?」と聞きたくなったり、背が低いと「親の背が低いから」と思ったり。
遺伝の要素は確かに大きいです。
ですが、その一方で、取り組んでいるスポーツや姿勢によっても、背が伸びたり伸びなかったり(高く見えたり低く見えたり)することがあります。
今回は、背を高くするコツをご紹介します。
体操選手は背が低い人が多いですが、なぜでしょうか。
諸説ありますが、ひとつには、ぐるぐる回転する動きなどで急激な遠心力が働き、体が引き伸ばされたり、刺激が加わり続けたりすることで、体は逆に縮もうとすると言われています。
一方で、バレー・バスケの選手には背が高い人が多いですが、なぜでしょう。
もちろん、身長の高さが有利に働くスポーツであるという面も大きいと思いますが、それ以外の諸説のひとつとして、ジャンプやブレーキ、急ターンなどで重力が大きくかかり、急激に体を縮ませる刺激が加わり続けると、体は逆に伸びようとすると言われています。
一般に身長が伸びなくなる成人後にピラティスを始めて、身長が伸びた人がたくさんいます。
これは、なぜでしょうか。
ピラティスでは、背骨や関節の間を引き離すようにして、ゆっくりとエクササイズを行います。
背筋が伸びて姿勢が良くなり、腕や脚も引き離されたように伸びます。
骨を強く成長させるには、骨が伸びる方向に(立っているなら鉛直方向に)急激な刺激を与えると効果的です。
例えば、かかとでトントン歩いて骨に刺激を与えたり、素早く止まってジャンプをするスポーツをしたり(やり過ぎは体を痛めますが)すると良いでしょう。
ゆっくりと伸ばす姿勢を取る
また、ゆっくりと背骨や股関節・肩関節を引き離すように伸ばす姿勢を取って生活するのも、背を伸ばしやすくします。
生活の中に取り入れやすいヒントが見つかったでしょうか。
大人でも、骨を強くしたり、関節の負担を減らしたりするために役立つでしょう。
参考になさってみてください。
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ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター。
東京学芸大学教育学部卒。中学から大学まで陸上競技(100mH、走幅跳)に打ち込み、全日本インターカレッジ出場。姿勢や効率の良い体の動かし方に興味がある一方、メンタルの繊細さもあり摂食障害になってしまう。大学卒業後に小学校教員となるが、「いい先生であろう」という無理を重ね、うつ状態のため2年半後病休を取る。
2004年に趣味で通っていたスポーツクラブに転職し、ヨガ・ピラティスと興味ある分野を活かせる仕事のおかげで心の病と腰痛を克服する。ストレスの多い日常でも心身の調子を整えられる素晴らしさを伝えるため、2008年に独立しフリーインストラクターとなる。
現在、首都圏のスポーツクラブ、自治体、公共施設でのサークルや個人のレッスンを受け持つ一方、外ヨガイベント、健康コラボイベントの企画実施、雑誌監修、コラム連載、DVD発売も行う。日々更新するHP、ブログ、YouTubeのエクササイズ動画も好評である。
HP「インストラクター美宅玲子 Re pure BODY」 http://mitakureiko.com
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